G検定を受けようか迷っていませんか。G検定は、ディープラーニング、AIについての基本的な知識が問われる資格です。
本記事では、G検定とはどのような試験か、そして、どれほどの難易度なのかを説明します。この記事を読めば、あなたがどれだけ勉強時間をかければ合格できるかがわかります。
G検定とは?
G検定は、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が認定している資格です。この試験では、一般の人が最低限知っておきたいAI、ディープラーニングの知識が問われます。
試験の概要は以下のとおりです。
試験時間 | 120分 |
---|---|
出題形式 | 選択問題 |
出題数 | 200問程度 |
テスト形式 | オンライン実施(自宅受験) |
開催日 | 年6回実施 |
受験費 | 一般:13,200円(税込)学生:5,500円(税込) |
具体的な出題範囲は以下のとおりです。
- 人工知能(AI)とは
- 人工知能をめぐる動向
- 人工知能分野の問題
- 機械学習の具体的手法
- ディープラーニングの概要
- ディープラーニングの手法
- ディープラーニングの社会実装に向けて
- 数理・統計
(参考:https://www.jdla.org/certificate/general/#general_No06)
出題範囲に「機械学習の具体的手法」や、「ディープラーニングの手法」などが含まれていますが、実際にプログラムを書いたり、難しい計算が求められたりするわけではありません。あくまで一般の方向けの試験なので、AIの基本的な概要のみからの出題になります。
ディープラーニングという新技術が登場したことを皮切りに、2010年以降、第3次AIブームが到来しました。このブームの最中、社会のさまざまな領域でAIが導入されていきました。私たちの生活の中にも、AppleのSiriであったり、Googleの自動翻訳機能、エアコンの温度、風速の自動調整などたくさんのAIが活用されています。
そのような時代の中、これからビジネスをする上でAIの知識は社会人の必須スキルとなりました。この社会人にとって必要なAIスキルを有しているかをはかる資格としてG検定が登場しました。
G検定を受けるメリット3つ
G検定を受けるメリットを3つ紹介します。
AIの基本的な仕組みが理解できる
G検定では、AIの歴史や種類、ディープラーニングの仕組みなどが問われます。そのため、G検定の勉強をすることでAIがどのような仕組みで動いているのか、なぜこれほど精度が向上しているのかがわかります。
その結果、AIに対する理解が深まり、必要以上にAIに対して嫌悪感や不信感を抱かなくて済むようになります。
AIのビジネスへの活用方法がわかる
G検定の勉強をすることで、AIの理解が深まり、AIのビジネスへの活用方法がわかります。
2010年代から始まった第3次AIブームにより、AIを活用するスキルは社会人にとって必須のスキルです。AIをうまく業務に導入できた会社ほど利益が上がるようになりました。
AIを会社に導入するには、AIの得意な作業、苦手な作業を理解し、自社の場合、どの業務に導入すれば良いかを判断する必要があります。G検定を受験すると、AIの仕組みが理解できるため、自分の会社ではどのようにAIを導入すれば良いかがわかります。
JDLAのイベントに参加できる
JDLAはG検定または、E資格の合格者向けの日本最大級のAI人材コミュニティ「CDLE」に所属できます。「CDLE」では、定期的に交流会が開かれており、合格者同士で交流ができます。「CDLE」での交流を通して、新たなビジネスが誕生するかもしれません。
G検定を受ける意味については、以下の記事が詳しいです。受験を迷っている方は、ぜひ見てみてください。
G検定の合格率・合格者数は?
G検定の合格率をみてみましょう。
公式のデータによると、G検定の合格率は6〜7割であり、比較的簡単な試験です。
(出典:https://www.jdla.org/news/20240129001/)
次に、G検定の勉強時間についてみてみましょう。
以下のデータを見ると、G検定に合格するには、平均で30時間程度勉強する必要があります。一日で1〜2時間勉強するとすると、1ヶ月程度の勉強のみで合格できるでしょう。
(出典:https://www.jdla.org/certificate/general/start/#toc10)
G検定の難易度は?
G検定の難易度
先ほどのデータのとおり、G検定の合格率は6〜7割、そして受験者の平均勉強時間は約30時間です。
これらデータから、G検定は比較的簡単な試験だと言えます。
G検定は、一般の方向けの試験ですので、難易度も高くはありません。そのため、データサイエンスの勉強の第一歩の資格といえます。
他の資格との難易度の違い
G検定と他の資格を比較してみましょう。
G検定とDS検定との違い
G検定と似た資格として、データサイエンティスト検定(DS検定)があります。
DS検定は一般社団法人データサイエンティスト協会が認定している資格です。
DS検定では、データサイエンティストが働く際に必要なスキルをデータサイエンス力、データエンジニアリング力、ビジネス力の3つのカテゴリーに分けて出題されます。
DS検定を受験することで、データサイエンティストに必要なスキルを概観できます。
DS検定の合格率は、4〜5割程度とやや難しい試験です。出題範囲もデータサイエンス、データエンジニアリング、ビジネス領域と多岐にわたるため、必要な勉強時間も長くなります。
そのため、G検定と比較すると、DS検定の方が難しい試験です。
G検定とITパスポート
ITパスポートは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が認定している資格です。
ITパスポートは、ITを利活用するすべての社会人、また、これから社会人になる学生が最低限知っておいた方が良い基本的なITスキルが問われる試験です。そのため、G検定と同様、エンジニアではなく一般の社会人向けの資格です。
ITパスポートの合格率は、例年5割程度です。また、出題範囲もIT全般にわたるため勉強にも時間がかかります。
そのため、G検定と比較すると、ITパスポートの方が難しい試験です。
G検定とE資格
E資格は、G検定と同様一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が認定している資格です。
G検定は、一般社会人向けの試験でした。一方、E資格はエンジニア向けの資格で、実際にAIの技術的な側面やAIの実装スキルが問われます。また、E資格を取得するためには、JDLAが認定している講座も修了する必要があり、E資格は取得のハードルが高い資格です。
そのため、G検定と比較するとE資格の方が難しい試験です。
これらの資格の難易度をまとめると以下のようになります。
「G検定<DS検定=ITパスポート<E資格」
このように、G検定は他の関連資格と比較して易しい試験です。そのため、これからAIの勉強を始めたい人が最初に目指したい資格と言えるでしょう。
他の資格と比べ、G検定は難易度が低く、最初の勉強のきっかけに最適な資格です。
まとめ
本記事では、G検定を説明してきました。
G検定は、基本的なAI、ディープラーニング技術を学べる資格です。
G検定を受験することで、AIの概要を掴める、AIをビジネスに利用できるようになる、JDLAのイベントに参加できるなどのメリットがあります。
G検定は、合格率が6〜7割と高く、平均30時間ほどの勉強で取得できるため、データサイエンスの最初の資格としてはおすすめです。
みなさんも、データサイエンス、AIを学ぶきっかけとしてぜひチャレンジしてください。
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