プログラミング学習

子供用プログラミング学習アプリ5選!スクラッチの操作方法も解説

こんにちは。Tech TeacherのKids Blog編集部です!

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小学生のお子さんを持つ保護者の方で、こんなお悩みはありませんか?

「子供にプログラミング学習を始めさせたいから、子供のやりたいことに合わせたおすすめのアプリが知りたい!

「プログラミング言語のスクラッチでは、どんなプログラムが学習できるの?

こんなお悩みをお持ちの保護者の方に向けて、本記事では小学生のプログラミング教育に最適な学習アプリ5選と、その中でも人気なスクラッチの操作方法についてご紹介します。

この記事を読めば、スクラッチのインストール方法から簡単なプログラムの作成方法が分かるため、お子さんがプログラミングをするための第一歩を踏み出すことができます

小学生のプログラミング授業はどうなっているの?

人工知能やロボット技術が加速度的に発展している昨今の状況では、IT人材の育成が急務です。

文部科学省も人材育成のために、2020年から小学校のプログラミング教育を必修化しました

ところが、文部科学省によって2020年に行われた実態調査では、小学校の先生にプログラミング教育用の研修を行った結果にばらつきが生じていることが明らかになりました

その差は都道府県によって実施率73.7%〜100%の違いが生じており、教育の質が不均一であることが分かります

よって、プログラミング教育については生徒側で十分に復習を行い、知識を補う必要があります

これの状況を反映するように、プログラミングスクールや学習サイトの市場規模は直近2年間で2倍に増加したとする調査も発表されました。

次からは、そんな増加した学習サイトの中でも小学生におすすめなものをご紹介します。

小学校のプログラミング必修化について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

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子供がプログラミング学習アプリを使用するメリットとは?

昨今は参考書の代わりに、学習アプリでプログラミングを勉強することが多いです。

学習アプリには主に次の3つのメリットがあります。

学習アプリのメリット
  • スマートフォンやタブレットで学習できる
  • スキマ時間に学習できる
  • 自分のレベルに合わせて学習できる

では、それぞれのメリットについて解説していきます。

スマートフォンやタブレットでプログラミング学習できる

プログラミングというと大きいパソコンを使うイメージがありますが、スマートフォンやタブレットでプログラミング学習が行えます。これは、AndroidやiOS向けのプログラミング学習アプリが開発されているためです。

一般的なプログラミング言語では、キーボードを使用した操作が中心ですが、タッチ操作のみでプログラムが組めてしまう小学生向けの言語もあります。

スキマ時間にプログラミング学習できる

前述したようにスマホでも学習ができるため、通学時間や休憩時間などでもプログラミング学習を行えます

時間の制約が無いことは大きなメリットです。

自分のレベルに合わせてプログラミング学習できる

アプリの中には、小学生向けに作られたビジュアルプログラミング言語のアプリから、PythonやJava、C言語など本格的なプログラミングが学習できるアプリがあります。

ビジュアルプログラミング言語とは、子供や初心者向けのドラッグ&ドロップ操作が中心となる言語です。代表的なビジュアルプログラミング言語には、後述するScratch(スクラッチ)があります。

このように様々な言語の学習アプリがあり、お子さんが自分のレベルに合わせて無理なく学習できるので、挫折なく続けられます。

ビジュアルプログラミング言語については、こちらの記事で詳しく解説しています。

小学生とその保護者に伝える、ビジュアルプログラミング言語とその勉強法子どもが学校でプログラミングをしていて、家庭学習でも補いたいけどどうしたらいいか分からない…。何を学ぶ?どうやって学ぶ? こちらでは、簡単に学べるビジュアルプログラミング言語とその勉強法、さらには日本のプログラミング教育ついてもご紹介します。...

小学生におすすめ!子供用プログラミング学習アプリ5選

1.Scratch

Scratchの編集画面引用元:Scratch公式サイト

Scratch(スクラッチ)はアメリカのMITによって開発されたビジュアルプログラミング言語です。

コードを一切使用せずにコマンドブロックを組み合わせてプログラムを作成できます

スマートフォンでは少々画面が小さいので、タブレットやパソコンでサイトを使いましょう。

後ほど簡単なスクラッチでのプログラミングの方法を解説します!

2.プログラミングゼミ

引用元:プログラミングゼミ公式サイト

プログラミングゼミは、小学校低学年の生徒でも操作できるように工夫された、ビジュアルプログラミング言語です。

学校の授業で使用することを前提に設計されているため教員から人気が高く、採用する小学校が増えています

3.Progate

引用元:Progate公式サイト

HTMLやCSS、JavaScript、Pythonなどの本格的なプログラミング言語が学習できるアプリです。

HTMLやCSSはプログラミング言語ではありませんが、コードを使ってホームページを作れるという点でプログラミング言語に近いため、ここでは同列に扱っています。

イラスト中心のスライドを見ながら勉強できるので、直感的に学習できます

ビジュアルプログラミングから、さらに発展したプログラミングを勉強したくなったら、本アプリを使用してみましょう

4.Viscuit

引用元:Viscuit公式サイト

Viscuit(ビスケット)ビジュアルプログラミング言語ですが、スクラッチとは異なりコマンドブロックを使用せず、絵のみを使用してプログラミングします

とっつきやすいですが、条件分岐や繰り返し処理を学習できないのが難点です。

未就学児や小学校低学年からプログラミングを始めるのにはおすすめの言語です。

ビスケットでできることについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

プログラミングを初めて学ぶならビスケット!おすすめの学び方も紹介子どもの初めてのプログラミングにはViscuit(ビスケット)がおすすめ!その理由とおすすめの学び方をご紹介します!...

5.ポケット コード

引用元:ポケット コード

ポケット コードは、スクラッチに着想を得て開発されたビジュアルプログラミング言語です。

スマートフォンの使用も前提として設計されているため、スクラッチの弱点であったスマートフォンでの操作性の悪さを克服しています。

子供向けプログラミング言語、スクラッチって何ができるの?

先ほどご紹介したように、スクラッチはコードを一切使用しないプログラミング言語です。

プログラミング言語の画像通常のプログラミング言語では上記の画像のようなコードを使用して、コンピュータに指示を行います

しかし、コードには中学生レベルの英語を使うので、小学生の生徒さんにはハードルが高いです。

スクラッチではコードの代わりに機能ブロックを積み上げることで、プログラムを組むことができます

さらにブロックの説明は日本語ですので、英語ができなくても問題ありません

一般的なプログラミング言語とは変わっていますが、プログラムに必要な機能は備わっており、条件分岐や繰り返し処理、関数作成、グラフ表記、割り込み処理などが行えます

プログラミングは『習うより慣れろ』です。

ぜひ一緒にインストールしてスクラッチを始めてみましょう!

スクラッチを使ってプログラミングを始めよう!

インストール

スクラッチはWebブラウザ(EdgeやGoogle Chrome)で動作しますし、クラウド上にデータを保管できますのでインストール作業は不要です。

代わりメールアドレスの登録と設定が必要です。操作が難しい場合は、保護者の方がお子さんと一緒に設定しましょう。

さっそくScratch公式サイトにアクセスして登録を開始します。

【登録方法】

  1. 上記画面の『Scratchに参加しよう』をクリックする(赤枠部分)
  2. ユーザー名とパスワードを入力する
  3. 住んでいる国、生まれた年月日、性別、メールアドレスを登録する
  4. メールアドレスにスクラッチの認証確認メールが送信されるので、『アカウントを認証する(Confirm my account)』をクリックする
  5. 完了!

実際に簡単なプログラムを作ってみよう

スクラッチへの登録が完了したら、簡単なプログラムを作ってみましょう

今回作成するプログラムの仕様は次の通りとします。なお、仕様とはプログラムの内容を簡単にまとめたものです。

仕様

  • ねこのキャラクターであるスクラッチキャットを左右に歩かせる
  • 画面の端っこに到着したら、逆方向へ進む

【操作方法】

手順1.ホーム画面右上の『作る』をクリックして、下の画面に移動する。

手順2.コードタブの”イベント”欄から『緑の旗が押されたとき』と”動き”欄から『10歩動かす』を選択して、次のように合体させる。

手順3.緑の旗マークをクリックすると、スクラッチキャットが10歩だけ右に移動する。

無事に動いたでしょうか?動いたとしたらおめでとうございます。

あなたはプログラマーとしての第一歩を踏み出しました

手順4.右端に到達したら、戻ってくるようにする。

『緑の旗ボタン』を複数回クリックすると、スクラッチキャットは画面の右端に到達してしまい、遂には『緑の旗ボタン』をクリックしても反応しなくなります。

そこで、条件分岐として画面端に到着したら、移動する向きを反転するプログラムを修正しましょう

まず“動き”欄の『もし端に着いたら、跳ね返る』のブロックを、今まで作ったブロックの一番下に追加しましょう。追加したら、『緑の旗ボタン』をクリックしてみます。

もしブロックの設定に問題が無ければ、スクラッチキャットは左右・上下に反転して左に移動するはずです。

手順5.反転方向を左右だけに固定して、ボタンクリック回数も少なくする。

手順4で『右端に到着したら戻ってくるようにする』機能を実現できましたが、これでは上記画像のようにスクラッチキャットが上下反転してしまうため、これを修正しましょう

また、ずっとクリックするのも大変なので、『緑の旗ボタン』が押されている間はスクラッチキャットが常に動くようにしましょう

上下反転を修正するのは簡単です。“動き”欄の『回転方向を左右のみにする』を図のように挿入してください。これで端に到達しても左右に反転するだけで、上下には反転しません。

続いて、『緑の旗ボタン』を押している間に移動する方法ですが、繰り返し処理を使用します。”制御”欄の『ずっと』と『1秒待つ』を選択して、次のように配置してください。

このとき、『1秒待つ』の1を選択して0.1へ変更してください。

成功すれば、『緑の旗ボタン』を押している間、スクラッチキャットがずっと左右を移動しているはずです

さて、これによってプログラムの仕様である、下記2点を満たしたのでプログラムが完成しました

仕様

  • ねこのキャラクターであるスクラッチキャットを左右に歩かせる
  • 画面の端っこに到着したら、逆方向へ進む

 

今回は簡単なプログラムでしたが、追加の機能を駆使して様々なプログラムを作成してみましょう

スクラッチについてより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

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まとめ

今回は、小学生用のプログラミングアプリ5選と、スクラッチの操作方法についてご紹介しました。

スクラッチではブロックを積み上げるだけでキャラクターを動かすことができ、簡単にプログラミングを勉強できます。

ぜひ本記事でご紹介した操作方法を参考に、スクラッチでプログラミングをするための第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。