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【小学生がマイクラの大会に!?】Minecraftカップにエントリー

こんにちは!Tech TeacherのKids Blog編集部です。

本ブログは、マイクラの習い事「Tech Teacher Kids」が運営しています。

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大人気ゲーム「マインクラフト」を熱心にプレイしているお子さんをお持ちの保護者の方で、こんなお悩みはありませんか?

・マイクラの大会ってそもそも何?

・マイクラの大会の出場の仕方がよくわからない

・マイクラの大会に出るにはどのくらい勉強が必要?

そんなお悩みをもつ保護者やお子さんに向けて、
マイクラの大会「Minecraftカップ」について紹介します。

この記事を読めば「Minecraftカップの不明な点が解消」できます。

マイクラの大会に出たいと思っているお子さんをお持ちの保護者はぜひこの記事を読みながらエントリーをしてください。

マイクラの大会ってなに?

マイクラの大会は一般的に「Minecraftカップ(マインクラフトカップ)」を指します。

Minecraftカップとは教育版マインクラフトを使用し、制作した作品を競う大会です。

Minecraftカップは一言で表すと

過程も評価する芸術の大会

「大会のテーマに沿ったワールドを作りあげ、発表する芸術的側面」と「ワールドを制作するまでの調査、計画、使用したプログラミングなど完成までの道のり」が審査されます。

2019年から開催され2022年までに7742名の子供がエントリーし、しのぎを削りました。

「Minecraftカップ」のコンセプトは
ひとりひとりが可能性に挑戦できる場所を創出する」

2020年に小学校でプログラミングが必修化されました。

そんな中、世界中で大人気のゲーム「マイクラ」を利用して、プログラミングの体験」「デジタルなモノづくりに挑戦」を実現することができます。

マイクラを楽しくプレイしながら

  • 創造力
  • 協働性
  • 問題解決能力
  • 探求心
  • プログラミング的思考

を養うことができると期待されています。

そしてMinecraftカップは特に
・プログラミング教育やデジタルなモノづくりに触れることのできる機会の創出
・プログラミング思考の醸成を目指す
を目的としています

大会テーマ

Minecraftカップでは毎年、社会情勢や近年話題の社会問題に沿ったテーマが設定されます。

社会問題では特に近年、注目を浴びている「SDGs」がテーマとして取り上げられています。

SDGs{持続可能な開発目標}(Sustanable Development Goals)は2015年9月に国連サミットで決まった国際目標です。

「世界中にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界のみんなで2030年までに解決していこう」という計画・目標のことです。

大会に参加する方はテーマに沿ってワールドを制作します。

本記事では2019年から2022年で過去4回にわたって開催された
Minecraftカップの「大会テーマ」について紹介いたします。

2019年

スポーツ施設のある僕・私の街
〜ワクワクする「まち」をデザインしよう〜

2019年はラグビーワールドカップが開催され、2020年には東京オリンピック・パラリンピックが予定されていました。

このような国際的なスポーツイベントが開催されることを踏まえて、子供たちが自分事としてスポーツ施設のある町を考えるテーマとなっていました。

2020年

未来の学校
〜ひとりひとりが可能性に挑戦できる場所〜

コロナウイルスが蔓延し、学校が休校になってしまった2020年。

みなさんが過ごす環境が急激に変化した一年でした。

当たり前の日常が当たり前でなくなってしまったからこそ、
「みなさんの学校は、将来どんな学校になっていたらいいか?」
考えるきっかけとなるテーマとなっています。


Society5.0や持続可能な開発目標(SDGs)など、未来を考える内容をもとにして、ワールドを表現することがテーマとなっていました。

2021年

SDGs時代のみんなの家、未来のまち

  • SDGsの目標3:すべての人に健康と福祉を
  • SDGsの目標7:エネルギーはみんなに そしてクリーンに
  • SDGsの目標15:陸の豊かさも守ろう

2021年の作品テーマは大会パートナーである積水ハウスが設定しました。

積水ハウスは、SDGsの目標に向き合い、達成に向けて様々な取り組みを行っています。

SDGsの17の目標から、家とまちに関連する目標として上記の3つをピックアップし「SDGs時代のみんなの家、未来のまち」を作品テーマに設定しました。

3つのSDGsの目標の3番、7番、15番のうち、1つ以上の目標を取り入れ、ワールドを制作します

2022年

生き物と人と自然がつながる家・まち
〜生物多様性を守ろう〜

  • SDGsの目標14:海の豊かさを守ろう
  • SDGsの目標15:陸の豊かさも守ろう

現在、地球温暖化やプラスチックのゴミ問題、森林減少など人間の開発が地球環境に悪影響を与えてしまっています。

私たちは自然や生き物から食べ物や食べ物や酸素、災害の防止など多くの恩恵を受け取っています。

しかし、現在、人間の活動が生態系を壊しつつあり、将来的にこの恩恵を受け取れなくなってしまうかもしれません。

将来を担うお子さんがみなさんがネイチャーポジティブ(自然を優先する、良い影響をもたらすこと)な未来での暮らしを考える機会となるようなテーマとなっています。

2つのSDGs目標の14番、15番の両方または、いずれかを取り入れ、生物多様性保全の要素を入れてワールドを制作します

今後の大会テーマと対策

2021年と2022年で続いてSDGsの具体的な目標がテーマに取りいられています。

2023年2024年と引き続き、この二年間で焦点を当てられたもの以外の12個のSDGsの目標から複数がテーマとして取り上げられる傾向が続くでしょう。

大会に沿ったテーマでワールド作りをしていくことはとても難しく、どんなワールドを作ったらいいのだろうか」と悩むこともたくさんあるでしょう。

そんな時大会テーマから少し離れて
「こんな学校に通いたい」「あれがあればもっと生活が楽しくなりそう」「もっと素晴らしい世界に出来そう」と理想の状態や身近な環境から発想を膨らませるのもいいでしょう。

お子さんがアイデアに行き詰まっていそうだと感じたら会話やお散歩、お出かけなどからお子さんの考えを引き出してみましょう。

審査基準

Minecraftカップでは小学校、中学校、高校、大学の先生や企業の方、教育委員会、動画クリエイターの方など様々な方達が以下6項目で採点します。

構想力
大会のテーマについて考え、他のひとの作品には無い自分の作品だけにある要素やポイント
を考えだし、設計図にすることができたか。
調査力大会のテーマについて本やネット、動画などいろいろな場所やものでしらべて、さらに発表動画やプレゼンのときに何をしらべたかしっかりと伝えられるか。
技術力ワールドの建物などを手作業だけでなくMakeCodeで組んだプログラムでも作れたかどうか。さらにレッドストーン回路やコマンドブロックをつかって新しいしかけを作ることができたか。
計画力制作のはじめのときにスケジュールカレンダーやチーム計画表を作ることができるかどうか。さらに最後はスケジュールどおりに完成させることができたか。
テーマ性今年の大会のテーマをワールドの中でたくさん表現できているか。プレゼンのときにテーマについてなにを作ったかをしっかりと伝えられるか。
作品完成度ワールドが設計図どおりに完成したか、しかけがきちんと動いているか、さらに何も作れていない空き地や空白部分が無くスクリーンショットや動画が綺麗に撮れているか。

ポイント

冒頭でMinecraftカップを一言で表現すると「過程も評価する芸術の大会」とお伝えしました。

この「過程も評価する芸術の大会」「審査基準」からMinecraftカップのポイントをお伝えしたいと思います。

過程(調査力 技術力 計画力)

美術や音楽、文学などのほとんどの芸術作品は完成した作品のみを評価されます。

しかし、Minecraftカップでは「どのように、どんな情報を経たか」「どんな計画を立てて、その計画がしっかりと実行できたか」「プログラミングを用いて同じ作品でも効率的に進めることができたか」作品が出来るまでの過程にも十分に点数の配分がある所が特徴です。

芸術(構想力、テーマ性、作品完成度)

「大会のテーマにどれだけ適したワールドであり、さらに自分ならではの独創性があるか」といった芸術的な側面でも評価されます。

更に「空き地や空白部分」などの細かい点も綿密に確認することを怠らないように注意しなければなりません。

「過程」と「芸術」をプレゼンや動画で分かりやすく、綺麗に、正しく伝える

小学生もマイクラの大会に出れる?

結論:18歳以下は誰でも参加できる

しかし「MInecraftカップ」に参加するための準備は必要となってきます。

そこで「Minecraftカップ」に出るまでに必要な情報を簡潔にお伝えします。

Minecraftカップの応募要項

参加対象

以下の部門の内、1つに参加することができます。
チーム編成は1人〜30人です。
(注)1人1チームまでしか参加できません

  • ジュニア部門
    チームの最年長が小学校低学年以下(満9歳以下)
  • ミドル部門
    チームの最年長が小学校高学年以下(満12歳以下)
  • ヤング部門 :
    チームの最年長が高校生以下(満18歳以下)
必要な環境
  1. PC/タブレット
  2. 通信環境インターネットワーク
  3. 教育版マインクラフト(Minecraft: Education Edition)のライセンス
    (注)教育版以外のマインクラフトでは応募できません。
参加費無料

Minecraftカップ参加の流れ

STEP1:大会にエントリーする

まず初めにマイページにログインする必要があります。

新規で登録する方は「新しく大会に登録する」ボタンから登録を進めましょう。

名前、学校、学年,メールアドレス、住んでいる県、誕生日、大会を知ったきっかけを入力したら登録が完了します。

(注)登録が完了したらパスワードが送られてきます。
  ログインする時に毎回必要となるので保管を忘れずに!!

STEP2:チームを作る

まずSTEP1で登録したマイページにログインします。

自分でチームを作る場合
「新しくチームを作る」をクリック

チームの名前、チームのタイプ(学校、課外活動、個人)、地区ブロック、部門を選択する

(注)地区ブロックは登録後変更できません

「チームメンバーを招待する」から秘密の番号をゲットし一緒に参加する友達に送りましょう!!

チームのリーダーは間違えて招待してしまった人をメンバーから外すこともできるのでご安心を

チームに参加する場合
「チームに参加する」をクリック
リーダーから秘密の番号をもらい入力しましょう。
これで友達と同じチームに参加できます。

STEP3:作品を提出する

STEP1で登録したマイページにログインします。

「チームの作品に登録する」から自分達が制作したワールドを登録することで応募が完了します。

必要なデータ

・スポーン地点から、1000×1000の範囲で制作された、作品テーマに即したワールドデータ

・タイトルが記載された、作品の顔となるサムネイル画像

・ ワールドデータの作成箇所1000×1000に切り取った地図画像

・ 自分が一番見せたいMakeCodeの画像
(全部でも、一部分でもどちらでも可)

・ ワールドの魅力やその作品テーマが伝わる1分間の動画

・その他追加したい添付資料(PDF/MakeCodeファイル)
※任意

・著作権チェック

・各質問項目に対する回答と、画像その回答に即した画像

ワールドの完成度はもちろん、これらのデータを分かりやすく伝えることも重要視されています

STEP4:審査・表彰

STEP4ではSTEP3で提出した作品の審査を行います。
審査は一次審査、二次審査、最終審査の三段階に分かれています。

応募された作品の中から最優秀賞、優秀賞をはじめとした、22個の賞があります。

・一次審査 <オンライン投票>

「審査員は作品を応募したあなた」

一次審査は、地区ブロックごとに相互投票で行われます。

STEP3で作品を応募した方は事務局から送られる案内に従い、期日内に他のチームに投票しましょう。

一次審査では各部門で1地区あたり6作品が選ばれ、78作品(13地区×6作品)が二次審査へと進みます。

・二次審査 <地区代表決定>
二次審査は対面とオンラインの複合型で開催されます。

二次審査では応募時の1分間動画に加え、2分ほどの口頭でのプレゼンテーションが審査対象となります。

審査担当は各地区の地区ブロック審査員が務めますがオーディエンス投票が実施され、投票数も審査に影響します。

Youtubeで二次審査を閲覧、投票することができるのでぜひご覧ください。

・最終審査
最終審査も対面とオンラインの複合型で開催されます。

最終審査では新規作成動画とワールドを操作しながらのプレゼンテーションが審査対象となります。

二次審査(地区ブロック大会)同様にオーディエンス投票も行われます。
Youtubeは生配信で臨場感があるのでぜひご覧ください。

Minecraftカップ 参加のまとめ

STEP1:大会にエントリーする
STEP2:チームを作る。
STEP3:作品を提出する
STEP4:審査

マイクラの大会に出るにはどのくらい勉強すればいい?

大会で賞を取った人はどのくらいマイクラに取り組んだ?

Minecraftカップで賞を取った人のマイクラ歴と大会を通して得たスキルについて紹介します。

・2020年 小学生低学年部門優秀賞
りゅうきさん(福岡県 小2)

6歳の時に、保護者のパソコンでマイクラを始めました。

作品作りを通してMakeCodeを使ったことでScrachも上達。

コマンド入力を使うために英語の小文字も覚えました。

タスク管理やデータのバックアップなどのリスク管理もバッチリ!!

・2020年 小学校高学年部門優秀賞
しょうたさん(埼玉県 小4)

5歳の時に、スマートフォンでマイクラを始めました。

3年生からパソコンを利用してマイクラをするようになりました。

Minecraftカップの作品テーマであるSDGsカードゲームや

科学館で知識を深めて作品に活かしたそうです。

オススメのMinecraftカップ対策

STEP1 技術を身につける

今までPCでマイクラをやったことがない方はPCでの基本操作を覚えなければなりません。

PCでの操作に慣れている方はMakeCodeで組んだプログラミングやレッドストーン回路コマンドブロックを利用できるようにしましょう。

マイクラのプログラミングは比較的難易度が高く、単純作業以上の複雑なプログラミングを習得するのは難しいです。

そこでお子さんが飽きたり、挫折したりせず、スムーズに成長できる「家庭教師」「プログラミング教室」を利用するのがオススメです。

STEP2:大会のテーマに詳しくなる

STEP1で学んだ技術を利用してワールド作りに励んでいるけれど「どんなワールドにしようか」と悩んでいる方も多いのではないのでしょうか。

MinecraftカップではSDGsなどの難しい社会課題が取り上げられます。

したがって難しいテーマについて詳しく知るために「本、インターネット、科学館」などからテーマについての情報を収集しましょう。

STEP3対話、相談をする

素晴らしいアイデアは思わぬところから生まれることが多々あります。

情報収集をしてもアイデアに行き詰まってしまったら少しマイクラから離れ友達や家族と何気ない会話をしてみたり、散歩に出掛けて周りの様子に目を向けてみることも大切です。

またアイデア面だけでなく技術面でも行き詰まってしまうこともよくあります。

プログラミングのエラーが起こってしまった時などに相談できる環境があるとより安心です。

特に授業のカリキュラムを自由に決められて、アイデア面でも技術面でもサポートが受けられる家庭教師がオススメです。

 終わりに

この記事では小学生が参加できるマイクラの大会「Minecraftカップ」について紹介しました。

興味のある方はぜひ小学生だからこそMinecraftカップを通して「将来を見据えたデジタルなモノづくり」「本気で物事に取り組む」という貴重な体験をしてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

引用・参考
Minecraftカップ 2019 全国大会
小学生低学年部門 | Minecraftカップ2020 全国大会 | 未来の学校
Minecraftカップ2021 全国大会 | SDGs時代のみんなの家
Minecraftカップ 2022 全国大会
【2022全国大会】エントリー方法・ライセンス貸与について
大賞はなんと小学生!「Minecraftカップ2020全国大会」を制したのはどんな子どもたち?そのすごい作品を一挙紹介