「子供が自由研究でプログラミングをやりたいって言い出して……でも、そもそもプログラミングってどうやってやるの?」
「自由研究のテーマ選びに毎年困ってる」
そんな保護者の方、安心してください。あなたのお悩み、Tech TeacherのKids Blog編集部が解決します!
本記事では、自由研究でプログラミングをする際のポイントや学年別の例、まとめ方をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
自由研究でプログラミングをするメリットは?
自由研究でわざわざプログラミングなんて、やらなくてもいいんじゃないの?
そう思っている保護者の方も多いでしょう。
そこでまずは、自由研究でプログラミングをすることのメリットをいくつかご紹介します。
- 自由研究が他の子供たちと被らない
- 費用がかからない
- プログラミング的思考を身につけることができる
せっかく頑張って作った自由研究が誰かと被っていたら、お子さんもショックを受けるでしょう。
その点、プログラミングを使った自由研究は、作れる作品の自由度が高いため、他のお子さんと被る可能性が少ないと思われます。
インターネット上で誰でもできる無料のプログラミングソフトもたくさんあるため、自由研究にかかる費用の心配をしなくてもいいところも魅力です。
また、簡単なゲームだと数時間で完成させることができるため、時間も費用もかけずに自由研究を終わらせることができます。
このように、自由研究でプログラミングをすることのメリットはいろいろありますが、最大のメリットはなんでしょうか?
自由研究でプログラミングをする最大のメリットは、「プログラミング的思考」を養えるところです!
「プログラミング的思考」を養うことは、プログラミング必修化の目的でもあります。
夏休みにプログラミングを学ぶことで、順序立てて考える力・効率を考える力など、これから先重要視される力がより身につくでしょう。
プログラミング的思考については、こちらの記事で詳しく解説しています。

自由研究でプログラミングをするには
では、自由研究でプログラミングをするには、何が必要なのかを見ていきましょう。
1.自由研究の事前準備
パソコンの用意
自由研究でプログラミングをするために最低限必要なものは、インターネットに接続できるパソコンだけです!
パソコンさえあれば自由研究ができますが、パソコンに保存した作品のデータが消えてしまったときのためにも、USBも用意しておくことをおすすめします。
USBにも作品を保存しておくと、夏休み最終日にデータが消えて一からやり直し……なんてことにならずに済みます。
2.プログラミングの実践
事前準備が終われば、いよいよプログラミングの実践に入ります。
そこで、プログラミング言語について少しご説明しておきます。
プログラミング言語とは?
みなさんは日常生活の中で、日本語や英語など様々な言語に触れていると思います。
実はプログラミングについても同じで、パソコンにルールを伝えるための言語がいくつかあり、これをプログラミング言語といいます。
プログラミング言語には、小さい子向けの言語や、サイト作成に向いた言語、アプリ開発に向いた言語など様々な種類があります。代表的なプログラミング言語としてPython(パイソン)や、Scratch(スクラッチ)が挙げられます。

プログラミング言語は2つに分類されます。ひとつは、上記の画像のような文字でコードを書く「テキスト言語」で、もうひとつは、子供や初心者向けのドラッグ&ドロップ操作が中心となる「ビジュアル言語」です。
先ほど代表的なプログラミング言語として挙げたPython(パイソン)は「テキスト言語」、Scratch(スクラッチ)は「ビジュアル言語」です。
学年別!プログラミングを使った自由研究の例
プログラミング言語について分かったところで、プログラミングを使った自由研究の例を見ていきましょう。
1・2年生(低学年)

引用元:Viscuit公式サイト
小学校1・2年生は、Viscuit(ビスケット)という言語を使ったゲームを作るのがおすすめです。
ビスケットは、ビジュアル言語の中でも特に簡単な言語で、好きな色で絵を描きながらプログラミングをすることができます。
ビスケットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

1.じゃんけんゲーム
使用言語:Viscuit
じゃんけんゲームは、自由研究にあまり時間をかけたくない人におすすめです。グーチョキパーの3つの絵さえ描けば、友達と一緒に遊べるゲームを作れます。
じゃんけんゲームの詳しい作り方はこちら
引用元:https://youtu.be/qOiPavaC7x8
2.着せ替えゲーム
使用言語:Viscuit
着せ替えゲームは、絵を描くのが好きな人におすすめです。着せ替えの衣装をたくさん描くと、ゲームがより面白くなります。
着せ替えゲームの詳しい作り方はこちら
引用元:https://youtu.be/Uzj6CRY7SDc
3・4年生(中学年)

引用元:Scratch公式サイト
小学校3・4年生は、ビスケットより少し難しいビジュアル言語のScratch(スクラッチ)を使ってゲームを作ってみましょう。
Scratchは子供向けに作られていて、命令ブロックを組み合わせてゲームやツールを作成することができます。
Scratchについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

1.シューティングゲーム
使用言語:Scratch
作成の難易度はそこまで高くなく、Scratchにある程度慣れていれば、1時間以内で作れるゲームです。
基本の型はありますが、いろいろとアレンジができるので、自分で工夫をしてゲーム作成したい人におすすめです。
シューティングゲームの詳しい作り方はこちら
引用元:https://youtu.be/k6IaeIyht_4
2.ホッケーゲーム
使用言語:Scratch
こちらもScratchの入門にぴったりな作品で、Scratchの基本を学びたい人におすすめです。
このゲームはひとりで遊ぶこともできますが、基本の型を少し変えれば対戦ゲームにもできるので、作ったゲームで友達と遊びたい人にもおすすめです。
ホッケーゲームの詳しい作り方はこちら
引用元:https://youtu.be/rasjzjmOphg
5・6年生(高学年)
小学校5・6年生は、Scratchを使ってさらに発展的なアプリを制作してみましょう。
JavaScript(ジャバスクリプト)などのテキスト言語に挑戦するのもおすすめです。
JavaScriptについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

1.席替えアプリ
使用言語:Scratch
席替えの席を自動で組んでくれる実用性の高いアプリです。
約30人分の座席を作るなど根気のいる作業もありますが、時間をかけて完成度の高い自由研究をしたい人におすすめです。
席替えアプリの詳しい作り方はこちら
引用元:https://youtu.be/1y6JJYNGlPs
2.ブロック崩しゲーム
使用言語:JavaScript
ボールを跳ね返して、ブロックを消していくゲームです。
ブロック崩しなんて簡単そう……と思われるかもしれませんが、これはテキスト言語のJavaScriptを使ったゲームです。このゲームを作れば、JavaScriptの基本が身につくでしょう。
Scratchやビスケットをやったことがある人や、実際にコードを打ち込んでゲームを作ってみたい人におすすめです。
ブロック崩しの詳しい作り方はこちら
引用元:https://youtu.be/g2FlXCSy0yI
本ブログを運営するTech Teacherでは、自由研究のお手伝いもしています。
プログラミングを使った自由研究のまとめ方、提出方法
作品を提出する際には、以下の内容を模造紙やノートにまとめて提出してください。
- タイトル・名前
- 自由研究にプログラミングをやろうと思った理由
- 自由研究のねらい・調べたいこと・予想など
- 準備したもの
- プログラミングで作成した作品の使い方の説明
- 自分の作品のURL
- 作る工程・作業手順の説明
- 工夫したところ
- 難しかったところ・大変だったところ
- やってみた感想・考察
- 今後の目標
- 参考にしたもの(本の題名やYouTubeのリンクなど)
- まとめ
自由研究の発表がある場合には、まとめと一緒に作品のデータファイルも提出するといいでしょう。データファイルを提出すれば、パソコンで作品を実際に動かしながら発表することができます。
(提出しなくてもまったく問題ありません!)
作品のデータファイルを提出できるか心配な人は、以下の2点を先生に事前に確認しておくことをおすすめします。
- インターネットに接続できるパソコンがあるか
- プログラミングで自由研究をしたいのだけれど、パソコンでみんなに公開してもらえるか
上記の2点を確認した上で、念のため、発表前に先生に作品の動作の確認をしてもらうといいでしょう。
小学生がプログラミングを学習するには?
さて、ここまでプログラミングの例を紹介してきましたが、お子さんが実際にプログラミングをやるとしたら、どのように学べばいいのでしょうか?
プログラミングの学習方法3つを、それぞれご紹介します。
プログラミングの学習方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

独学で
まず独学で学ぶ方法です。
先ほど紹介したYouTubeの動画やインターネットサイトなどを参考にして、プログラミング学習ができます。
独学でプログラミングに挑戦する場合のメリット・デメリットを見ていきましょう!
- 無料のプログラミングソフトがあるので、費用がかからない
- 気軽に好きな時間に取り組める
- 子供のペースでプログラミング学習を進められる
費用や手軽さの面で気軽に取り組めるのが、独学の良いところです。
- 子供だけでは理解するのが難しいこともある
- 分からないところを聞ける人がいない
- 継続が難しい
独学の場合、すべてお子さんと保護者の方だけで制作することになるため、お子さんが挑戦できるプログラミングの難易度は保護者の方が理解できる範囲内となってしまいます。
そして最大のデメリットは、継続が難しいことでしょう。夏休みの間にお子さんが計画的に自由研究を終わらせられるかどうか、不安が残ります。
プログラミング教室で
次にプログラミング教室で習う方法です。
プログラミング教室で学ぶ場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。
- お友達と一緒に学べる
- 子供がプログラミングを学んでいる間、保護者の方は他のことができる
- 継続しやすい
プログラミング教室では、お友達と一緒にプログラミングを学べますし、質の高い情報を分かりやすく丁寧に子供に教えてくれます。
保護者の方に負担がかからないのも良いところです。
- 集団授業に子供がついていけない可能性がある
- 費用がかかる
- プログラミング教室を選ぶのが大変
プログラミング教室で学ぶ場合、集団授業のため、子供がついていけないかもしれない、子供の作りたい作品が作れないかもしれないという不安があります。
また、先生を独り占めできないので、子供が分からないことがあっても、好きなタイミングで質問できない可能性があります。
では、お子さんのペースでプログラミングを学習できるところはないのでしょうか?
プログラミングの家庭教師で
そこで、本ブログは「プログラミング専門の家庭教師」を提案します!
プログラミングの家庭教師のメリット・デメリットを見ていきましょう。
- 子供のペースで学習カリキュラムが組める
- 分からないことがあったら、すぐに質問できる
- 継続しやすい
分からないことを質問したら、すぐに専門知識のある家庭教師が答えてくれるため、つまずくことなくプログラミング学習をすることができます。
オーダーメイドカリキュラムのため、お子さんの作りたい作品を作れるところも良いところです。
- 費用が高い
- プログラミングの家庭教師を探す必要がある
プログラミングの家庭教師のデメリットは、やはり価格でしょう。一人ひとりに合わせた指導をご提供するため、独学やプログラミング教室よりも受講料がかかってしまいます。
また、プログラミング専門の家庭教師を探す手間がかかります。
小学生がプログラミングを学ぶならTech Teacher
本ブログを運営しています「Tech Teacher」はプログラミング専門の家庭教師です。
家庭教師という特徴を最大限に生かしたオーダーメイドカリキュラムで、お子様が計画的に自由研究を進めるのに最適です!
授業料金は(3,960円 / 30分 〜 )の「授業を受けた分だけ後払い」システムで、
作りたい作品に合わせて気軽にプログラミングの学習を始めることができます。
東京近郊でしたら対面の授業も可能です!
まずは60分の初回無料体験授業でご検討ください。
最後に
今回は、小学生が自由研究でプログラミングをする方法についてご紹介しました。
自由研究でプログラミングをすれば、楽しみながら役に立つスキルが身につくこと間違いなしです。
ご紹介した例で気になるものがありましたら、ぜひ自由研究でやってみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
