プログラミング学習

小学生がプレゼンを勉強する理由と人に伝わるプレゼン方法をご紹介

こんにちは。Tech TeacherのKids Blog編集部です!

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小学生のお子さんを持つ保護者の方で、こんなお悩みはありませんか?

「学習指導要領にプレゼンの項目が追加されたらしいけど、子供にどうやってプレゼンを勉強させたらいいの?

「うちの子は人前で発表するのが苦手だけど、そんな子でも人に伝わるプレゼンができるようになるの?

こんなお悩みをお持ちの保護者の方に向けて、本記事ではプレゼンを学ぶ理由や学習方法、人に伝わるプレゼン方法についてご紹介していきます。

この記事を読めば、発表が苦手なお子さんでも、自信を持ってプレゼンができるようになる方法が分かります。読んだ後からすぐに取り入れられる、具体的なやり方をご紹介しているので、ぜひお読みください。

小学生がプレゼンを学ぶメリットは?

プレゼンとは、短い時間で自分の考えを正確に伝えるテクニックです。

小学生がプレゼンを勉強する理由は数多くありますが、主に次の4つのメリットがあるため勉強すると思われます。

プレゼンを学ぶメリット
  • 人前に立つ練習になる
  • 文章構成が身に付く
  • 情報を取捨選択する技術が身に付く
  • 相手の立場で考える癖がつく

では、それぞれのメリットについて解説していきます。

プレゼンは人前に立つ練習になる

現代社会において、人前での発表を避けるのは困難です。

例えば、授業の発表だったり、仕事でお客さんに説明を行ったりと、あらゆる場面で発表の機会が訪れます。

人前でも関係なく普段通りの振る舞いができれば問題ありませんが、どうしても緊張してしまう人もいるでしょう。

残念ながら人前での緊張を直す特効薬は存在しないため、普段から人前に立つ機会を多く作って、慣れていくしかありません

プレゼンは人前で発表する練習に最適です。質問・応答を除けば、話す内容はあらかじめ準備できますし、発表練習も行えます。

人前で発表する方法の中ではアドリブが少ないので、人前に立つ練習におすすめです。

プレゼンで文章構成が身に付く

プレゼンを行うためには発表する題目を決定してから、発表内容と発表手順を考えることになります。

相手に分かりやすく物事を伝えるには、PREP法(プレップ法)に沿って発表するのが一番です

PREP法とは、結論→理由→具体例→結論の繰り返しによって発表する方法で、人が理解しやすい構成手順として有名です

PREP法とは:結論→理由→具体例→結論の繰り返しによって発表する方法

プレゼンの発表を行うときにPREP法を意識して文章を構成していけば、日常生活でも分かりやすい文章を書けますし、人へ自分の考えを伝える能力が身に付きます

プレゼンで情報を取捨選択する技術が身に付く

発表する題目が決まって内容の構成が決まったら、発表内容が客観的事実やデータに基づいているか調べる必要があります

発表に慣れていないうちはWikipediaや個人ブログ記事からコピー&ペースト(コピペ)することもありますが、練習するうちに書籍から抜粋する方法や論文からの引用方法、正式な調査方法を学習できます

特に近年のインターネットでは、正しい情報にアクセスしにくくなっており、今後も悪化すると想定できます。

書籍や論文から正しく情報を取捨選択する技術を身につければ、フェイクニュースやデマによって不利益を被ることは少なくなります。

プレゼンで相手の立場で考える癖がつく

プレゼンの目的は『相手に伝えること』です。

そのため、相手の考えや価値観を受け入れて、相手の気持ちになって説明する訓練になります

コミュニケーションにおいて相手の立場で考えることは基本中の基本ですが、大人でもできない人が大勢います。小学生の内から少しずつ相手の立場で考える練習ができれば、誤解のないコミュニケーションができます

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小学生がプレゼンを勉強する方法

プレゼンを勉強する方法は複数存在し、どの方法を用いてもお子さんのプレゼン力を向上できます。

注意する点として、お子さんがプレゼンを作成するときに大人が先に結論を述べたり、お子さんの考えを否定したりしてはいけません。あくまで、お子さんが自主的に発表するようにしましょう

ここでは、プレゼンを勉強する方法をふたつご紹介します。

家族相手にプレゼンの練習をする

家族に好きなことを伝えよう

プレゼンを勉強するのに身構える必要はありません。

まずは、お子さんがご両親に自分の好きなものを紹介するプレゼンを行ってみましょう

資料はパワーポイントやA4用紙1枚で十分です。資料に自分の発表内容をまとめてください

資料構成や話し方は、先ほどご紹介したPREP法に沿うと良いでしょう。

PREP法とは:結論→理由→具体例→結論の繰り返しによって発表する方法

スクールを利用する

近年ではプログラミングスクールがプレゼン講座を開設する傾向があり、プログラミングスクールでもプレゼンテーションを学習できます。

スクールを利用すればプロの講師がPowerPointや動画編集ソフトを使用したプレゼン資料の作り方や、発表方法を指導してくれます

それでは、プレゼン講座のあるスクールを3つご紹介していきます。

Tech Kids School

引用元:https://techkidsschool.jp/school/

Tech Kids Schoolは小学生用のプログラミングスクールです。

講座の1つに『プレゼン講座』があり、PowerPointやKeynoteを使用したプレゼン資料の作成や、発表練習を行います

半年に一度の成果発表会では、保護者や生徒の前でプレゼンテーションを行います

バレッドキッズ

引用元:https://kids.valed.jp/

全国に展開するプログラミングスクールです。

プレゼンテーション講座では、専用のワークシートを使用して発表内容を整理したり、資料を集めながらスライドの作成練習を行ったりします。同時に著作権や肖像権についても勉強します。

話すスピードや声の大きさに加えてジェスチャーも練習するため、発表が苦手だったお子さんも高学年になると動じることなく発表できます。

KEE’S こどもスピーチスクール

引用元:https://www.kees-net.com/kids_lp/

スピーチに特化して学習できるスクールで、現役アナウンサーが講師として勤めています

話し方、話題力・教養、双方向コミュニケーションの3つに分けて、学習が進められます

小学校中学年から高学年では、PowerPointを使用したプレゼンテーションやディベートについても勉強できます。

小学生からできる!人に伝わるプレゼンのやり方

プレゼンの構成方法に厳密なルールはありませんが、多くの人々によって研究された『分かりやすい事例』が多く存在します

この事例を使用すれば分かりやすい説明に近づくため、積極的に取り入れましょう

人に伝わるプレゼンのやり方
  • PREP法で資料作成する
  • スライド1枚につき1メッセージを入れる
  • スライドに使用する文章は1枚につき5〜7行までにする
  • スライドには画像や表を入れる
  • ゆっくり話す

それでは、これら5つのポイントについて見ていきましょう。

PREP法で資料作成する

スライドを作成するときは、結論→理由→具体例→結論(まとめ)と構成しましょう

もちろんスライドの使用する枚数は固定ではありませんが、結論とまとめは1枚程度が普通です。

プレゼンで紹介するのは理由と具体例がメインなので、こちらに多くのスライドを割り当てましょう

スライド1枚につき1メッセージを入れる

スライドを使用するときは、スライドの内容を一言でまとめましょう

発表者にとってはスライドの内容を十分理解しているので違和感がありませんが、聴衆はスライドを初めて見るので、情報量が多いと理解できません。

情報量が多いスライドは、文字や画像が小さくなって読みにくいため、聴衆は読むことを諦めてしまいます。

スライドに記載するのは、一目でわかる程度のコンテンツが良いです

スライドに使用する文章は1枚につき5〜7行までにする

スライドに記載する文章は少量にしましょう

理由は単純で、文章が多くなると字が小さくなり読みにくいからです。読みにくい文章はほとんどの人が読むことを諦めてしまうので、実質的に書いていないのと同じです

「スライド1枚につき1メッセージを入れる」ことと同様に、読みやすくするためには重要です。

遠くからでも十分読める、5〜7行ほどの文章を書きましょう

スライドには画像や表を入れる

スライドには画像や表を入れましょう。

スライドの役割は話だけだと伝わらない物事の補助です。文章だけのスライドを作成するならば言葉で説明すれば良いので、スライドを使用する意味がありません。

例えば旅行についてプレゼンする場合なら、文章よりも観光名所の写真や料金表を記載した方が、聴衆が一目でわかるので、良いプレゼンになります。

ゆっくり話す

ゆっくり話すこともプレゼンではとても大切です。普段以上に話すスピードを意識し、ところどころに休息を入れましょう。

意識せずとも発表者は早口になってしまうものです。プレゼンのスピードは300文字/分と言われていますので、ストップウオッチを使用して、練習しましょう

まとめ

今回は小学生からプレゼンを勉強する理由や人に伝わるプレゼン方法について紹介しました。

プレゼンとは、短い時間で自分の考えを正確に伝えるテクニックです。

現代社会では必要不可欠なスキルですので、これを機にお子さんとご家庭でプレゼンの練習を始めてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。