こんにちは!Tech TeacherのKids Blog編集部です。
『プログラミング』に興味があるお子さんやその保護者の方で、こんなお悩みはありませんか?
「小学生がスクラッチ(Scratch)を学ぶメリットは?」
「スクラッチ(Scratch)の学習方法は?」
そんなお悩みをお持ちの保護者の方に向けて、「小学生がスクラッチ(Scratch)を学ぶメリット」「スクラッチ(Scratch)の学習方法」についてご紹介します。
本記事を読むと、スクラッチ(Scratch)を学ぶメリットと学習方法がわかるので、自宅でもプログラミング学習ができますよ。
ぜひ最後までご覧ください!
スクラッチ(Scratch)の操作方法を知りたい方は「スクラッチの操作方法」の記事をご覧ください。

小学生がスクラッチ(Scratch)を学ぶメリット
小学生がスクラッチ(Scratch)を学ぶメリットは以下の通りです。
- PCが扱えるようになる
- 論理的な考え方が身につく
- プログラミングの基礎が身につく
- 創造力が育まれる
①PCが扱えるようになる
スクラッチ(Scratch)はPCの扱いになれていないお子さんでも扱えるように、ほとんどマウスで操作できるようになっています。
そのため、スクラッチ(Scratch)を通じて、プログラミングをしながらPCの基本操作やファイル管理も自然にできるようになります。
②論理的な考え方が身につく
正しい順序で効率よく動作する手順(アルゴリズム)を考えることが、論理的な考え方につながります。
スクラッチ(Scratch)でプログラムを実行すると、手順が間違っていて別の結果になったり、全く動作しない場合があります。
そういった間違いを修正したり、改善したりする力も論理的な考え方につながります。
論理的な考え方とは、正しい順序でものごとを考え、重複や繰り返しがなく、わかりやすく説明できる力です。
③プログラミングの基礎が身につく
スクラッチ(Scratch)はコーディングが不要で、命令ブロックの組み合わせだけでプログラムできます。
そのため、プログラム構成の見た目がわかりやすく、プログラミングの基礎がしっかりと学べます。
コーディング(Coding) とは、プログラミング言語を使って、プログラムを書くことです。
④創造力が育まれる
スクラッチ(Scratch)でプログラム学習すると創造力が育まれます。
理由は以下の通りです。
- 自由な発想でプログラムを作れる
- 問題解決の方法を自分で考えられる
- 他人の作品を参考にしてアイデアを生み出せる
- 遊びながら学べるので自然に創造力が身につく
以上のような環境がスクラッチ(Scratch)にはそろっているので、創造力が育まれます。
【小学生向け】スクラッチ(Scratch)の学習方法
スクラッチ(Scratch)の学習方法には、以下の方法があります。
- 本や動画で学ぶ方法
- プログラミングスクールで学ぶ方法
それぞれの学習方法のメリットとデメリットについて解説します。
本や動画で学ぶ方法
スクラッチ(Scratch)を本や動画で学ぶ方法があります。
メリットとデメリットは以下の通り。
本や動画で学ぶメリット
- 費用が安い:本での学習は安い。また、Webサイト動画も無料
- 自宅で学べる:通信環境さえあればどこでも学べる
- 親子で学べる:スクラッチ(Scratch)を通じて親子で学る
本や動画で学ぶデメリット
- 解決に時間がかかる:エラーの解決するまで時間がかかる
- プログラムの評価ができない:自己満足で終わる可能性がある
プログラミングスクールで学ぶ方法
スクラッチ(Scratch)をプログラミングスクールで学ぶ方法もあります。
メリットとデメリットは以下の通り。
プログラミングスクールで学ぶメリット
- プロのアドバイスがもらえる:わからないとすぐに質問できる
- 一緒に学ぶ友達ができる:先生や友だちと意見を出し合える
プログラミングスクールで学ぶデメリット
- 費用が高い:講習代や教材費が必要になる
- スクールのエリアが限定される:地域によってはスクールがない場合がある
【小学生でもわかる】スクラッチ(Scratch)の特徴
Scratch(スクラッチ)は、アメリカの名門大学であるマサチューセッツ工科大学(MIメディアラボ)が開発したビジュアルプログラミング言語です。
Scratch(スクラッチ)の特徴について紹介します。
- ビジュアルプログラミング言語で作られている
- 小学生にもわかりやすく作られている
- 誰でも無料で使える
- 日本語に対応している
①ビジュアルプログラミング言語
Scratch(スクラッチ)は目で見てわかりやすい「ビジュアル・プログラミング」という形式でプログラムします。

プログラミングというと、黒い画面にアルファベットや記号をタイピングする姿を想像される方も多いでしょう。
しかし、Scratchでは「命令ブロック」とよばれるイラストを移動させるだけで簡単にプログラミングできます。
②小学生にもわかりやすく作られている
Scratch(スクラッチ)は子ども向けに作られていて、命令ブロックも「10歩動かす」「1秒待つ」のように、わかりやすく表現されています。
画面横にある命令ブロックの中から好きなブロックをドラッグして、組み合わせることでプログラムが作られます。
また、多数のキャラクターや背景が用意されているので、子どもの興味を引きやすく飽きさせません。
実際に小学校や中学校の授業でも使用されています。
Scratch(スクラッチ)を使った小学校の授業について方は、「小学校のパソコンの授業」の記事をご覧ください。

③無料で使える
Scratch(スクラッチ)は無料でプログラミングできます。
自宅からでもWeb上から無料で操作できるので、インターネットが接続されていればいつでも無料でプログラミングができますよ!
また、作ったプログラムをオンラインコミュニティで公開する・他の人が作ったコードを参照する・リミックスするといったことも自由にできます。
④日本語に対応している
Scratch(スクラッチ)は日本語に対応しているため、小学生でも読みやすくなっています。
多くのプログラミング言語のコードは英語ベースで、日本語に対応しているものがあまりないのが現状です。
Scratch(スクラッチ)は、世界の70以上の言語に対応しており、日本語版では、漢字の「日本語」とひらがなの「にほんご」表示を選ぶこともできます。
【小学生も簡単】スクラッチ(Scratch)でできること
スクラッチ(Scratch)でできることは以下の通りです。
- アニメーションが作れる
- ゲームが作れる
- ユーザーとやりとりできる作品が作れる
①アニメーションが作れる
スクラッチ(Scratch)では、キャラクター(スプライト)に動きや表情をつけて、小学生でも簡単にアニメーションが作れます。
引用元:スクラッチ(Scratch)
具体的には、以下のようなアニメーションが作れます。
- ネコのキャラクターがステージを歩き回る
- キャラクター同士が会話する
- 背景がスクロール(動く)する
②ゲームが作れる
スクラッチ(Scratch)では、キャラクターの動きやプレイヤーの操作を組み合わせて、簡単なゲームが作れます。
そのため、テトリスやマインスイーパなどの有名なゲームを再現することも可能です。
具体的には、以下のようなゲームが作れます。
- 宇宙船を操作して敵を倒すゲーム
- キャラクターを操作してゴールを目指すゲーム
- ジャンプしながら障害物を避けるゲーム
③ユーザーやコンピュータとやりとりできる作品が作れる
スクラッチ(Scratch)では、マウスやキーボードの入力を利用して、ユーザーとやりとりできる作品が作れます。
たとえば、プレイヤーに質問を出して、正しい答えを入力すると得点が増えるクイズゲームが作れます。
他にも以下のような作品が作れます。
- なぞなぞを出題してユニークな答えを出すプログラム
- プレイヤーとコンピューターがじゃんけんをするプログラム
- キーボード入力でキャラクターが適切な返答をするプログラム
小学生はスクラッチ(Scratch)でプログラミングを学ぼう!
今回は、スクラッチ(Scratch)を学ぶメリットと学習方法について紹介しました。
まとめると、以下のようになります。
- スクラッチ(Scratch)を学ぶメリットは
「PCが扱えるようになる」
「論理的な考え方が身につく」
「プログラミングの基礎が身につく」
「創造力が育まれる」 - スクラッチ(Scratch)の学習方法は
「本や動画で学ぶ方法」
「プログラミングスクールで学ぶ方法」
小学生でもスクラッチ(Scratch)を通じてプログラミングを学んでみましょう!