こんにちは。Tech TeacherのKids Blog編集部です!
近年、小学校でもプログラミング教育が必修となりました。
少しでもお子さんの手助けになればと、保護者の方々もこのようなお悩みを持っているのではないでしょうか?
「子供のプログラミング教育の助けになる本を買いたい!」
「プログラミング言語を学ぶきっかけになる、簡単な参考書はある?」
そこで本記事では、小学生用のプログラミング雑誌や参考書について紹介し、どのようなことが学習できるのか紹介します。
また、参考書以外のプログラミング学習方法についてもご紹介しています。
この記事を読めば、分かりやすい参考書や気軽に始めやすいプログラミング学習方法を知れます。そのため、プログラミングが初めてのお子さんでも、安心してプログラミング学習に取り組めるようになるでしょう。
実は発売していない?子供用プログラミング言語の雑誌
結論から言いますと、小学生のプログラミング学習が必須となったのは2020年であり、雑誌は刊行されていません。よって、本でプログラミングを勉強するには参考書を購入するしかありません。
そこで、本記事では、文部科学省が推進している『Scratch3』(スクラッチ3)を題材としている参考書をご紹介します。
なお、中高生以降になるとPythonやJavaの一般的なプログラミング言語を使用できるようになるため、日経ソフトウェアや週刊アスキーが候補として挙がります。
小中高別のプログラミング教育について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
子供におすすめ!プログラミング言語『Scratch3』とは何か?
引用元:Scratch公式サイト
参考書をご紹介する前に、Scratch3について簡単に説明します。
既にご存じの方は次章へ飛ばしてください。
Scratch3は、文部科学省が小学生用のプログラミングに関する研修教材としても取り上げているプログラミング言語です。
Scratch3には、コードを一切使わないという特徴があります。
では、この特徴について詳しく説明します。
通常のプログラミング言語では上記の画像のようなコードを使用して、コンピュータに指示を行います。
しかし、コードには中学生レベルの英語を使うので、小学生の生徒さんにはハードルが高いです。
Scratch3ではコードの代わりに機能ブロックを積み上げることで、プログラムを組むことができます。このようなプログラミング言語を、ビジュアルプログラミング言語と言います。
さらにブロックの説明は日本語ですので、英語ができなくても問題ありません。
一般的なプログラミング言語とは変わっていますが、プログラムに必要な機能は備わっており、条件分岐や繰り返し処理、関数作成、グラフ表記、割り込み処理が行えます。
Scratch3はScratchの新バージョンです。Scratchについて詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
小学生の子供がScratch3を勉強するなら、この3冊をチェックしよう!
Scratch3の参考書は小学生を対象として記載されているため、どれもわかりやすいです。
今回はその中でも、おすすめの3冊を理由とともにご紹介します。
『できるキッズ 子どもと学ぶ Scratch3 プログラミング入門』
できるキッズ 子どもと学ぶ Scratch3 プログラミング入門 単行本
小学生3年生以上を対象としたフルカラーの参考書です。
Scratch3のようなビジュアルプログラミングの解説書であるため、全ての操作が画像付きで紹介されています。
また、解説動画がYouTubeにアップロードされているうえ、一部を除いて漢字にルビがふられているため、お子さんが一人でもスムーズに学習できます。
クリックやドラッグなどのPC操作方法も画像付きで学習できるほか、インストール方法も詳しく解説されています。
ローマ字入力表や用語集も用意されているため、本書一冊だけで学習を完結可能です。
学習内容は章ごとに関数、条件分岐、割り込み、描画、変数、論理演算を含めた本格的なプログラミングを勉強できます。
前の章で使用した操作方法を次の章でも積極的に使用することで知識の定着を図るなど、構成が工夫されています。
最終章ではプログラミングの集大成としてインベーダーゲームを作成します。
『親子でかんたん Scratch3プログラミングの図鑑 【Scratch 3.0対応版】 (まなびのずかん)』
親子でかんたん Scratch3プログラミングの図鑑 【Scratch 3.0対応版】 (まなびのずかん)
小学生から大人までを対象とした参考書です。
説明や解説に画像は使用されていますが、『できるキッズ』シリーズに比べて文章量が圧倒的に多く、小学校低学年の生徒さんには説明が難解でしょう。
本書は全8章に分かれていますが、第8章を読めば大学生や大人向けの本格的なプログラミング学習が行えます。
タイトルの通り親子でScratch3を学習したいならば、おすすめの一冊です。
『Scratch3プログラミング事例大全集』
サンプルプログラム100個、総ページ数320ページの大ボリュームなScratch3解説書です。
プログラムは小さな関数の組合せで構成されますが、自分で小さな関数を作成することはほとんどありません。たいていは先人が残したコードを参照して、自分なりに改良してプログラムを作成していきます。
本書は様々なシチュエーションを想定したサンプルプログラムがあるので、オリジナルのプログラム作成に大いに活用できるでしょう。
Scratch3の参考書であるため総ルビかつ画像による解説が豊富であるため、小学生の生徒さんでも利用可能です。
雑誌と参考書以外で子供がプログラミングを勉強する方法
現在は様々な学習方法があり、インターネットに接続されていれば、雑誌や参考書以外の方法で勉強できます。
Google検索で記事やブログを参照しても良いですが、プログラミングが分からない内は右も左も分からないので、次の方法を試してみましょう。
プログラミング学習方法1:YouTubeを使用する
Youtube視聴は手軽にできるため、プログラミングについて知るのに向いています。
Youtubeで『Scratch3』と検索すると良質の動画が多く出てきます。
初期設定や基本操作に加え、簡単なゲームの作り方も紹介しています。
動画サイトでは操作方法を全て説明してくれるので、全くの初心者であっても同じコードを作成できます。
文章や図で説明する際に発生する祖語も極力少なくなるため、入門としてYouTubeを利用しましょう。
プログラミング学習方法2:プログラミング教室
2つ目は、プログラミング学習に特化したスクールを利用する方法です。
雑誌や参考書を利用する場合と比較して、次のような特徴があります。
- 説明が詳しく、独学よりプログラミングを早く理解できる
- プログラミングの不明点をすぐに解決できる
- 一緒に学習する仲間ができる
- 料金がかかる
- 学習内容が合わなくても中断できない
プログラミング教室を利用することで、プログラミングの不明点を早く解決できるため、学習効率や時間を有効利用できます。
ただし、料金がかかってしまうことや、学習内容が合わなくても中断できないデメリットがあります。
お子さんが初めてプログラミングを学習する場合、いきなりプログラミング教室を利用するのではなく、保護者の方と一緒にプログラミングをしてみて、適性や興味の有無を確認しましょう。
プログラミングの学習方法についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
この記事では、小学生を対象としたプログラミングの雑誌や参考書をご紹介しました。
残念ながら小学生用の雑誌は発売していませんでしたが、参考書は良書が多く発売していますので一度検索してみてください。
後半ではYoutubeやプログラミング教室など、参考書以外の学習方法も紹介しました。
気になる参考書や学習方法があれば、ぜひそれを使ってプログラミング学習の第一歩を踏み出してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。