こんにちは!Tech TeacherのKids Blog編集部です。
大人気ゲーム『マインクラフト』を遊んでいるお子さんをお持ちの保護者の方で、こんなお悩みはお持ちの方はいませんか?
「マイクラのレッドストーン回路ってなに?」
「レッドストーン回路を使ってプログラミングが学べるって本当?」
そんなお悩みをお持ちの保護者の方に向けて、本記事では「マイクラのレッドストーン回路とは何か」「レッドストーン回路とプログラミングの関係性」についてご紹介します。
本記事を読めば、マイクラのレッドストーン回路について知っていただけます。是非最後までお読みください!
レッドストーン回路で使用するアイテム一覧を知りたい方は、こちらもご覧ください。
マイクラのレッドストーン回路の基本を動画で解説!
こちらの動画では、レッドストーン回路装置の基本を徹底解説しています!
レッドストーン回路を使った装置の例も3つご紹介するので、ぜひご覧ください!
マイクラのレッドストーン回路とは
マイクラのレッドストーン回路の概要を確認していきましょう。
レッドストーン回路とは、「レッドストーン」と呼ばれる鉱石を使って装置を動かす仕組みのことです。
レッドストーン回路を使えば、現実世界の電化製品をつくるように様々な仕掛けを作ることができます。
レッドストーン回路とは
レッドストーン回路とは、「レッドストーン」という鉱石を動力として使い、自動的に動く装置や遠隔で動く装置を作る仕組みのことです。
マイクラを進めていくと、「レッドストーン鉱石」という鉱石を見つけられます。それほど珍しい鉱石ではないため、採掘をしていれば自然と見つかるはずです。
レッドストーンには、次のような特徴があります。
- 鉄以上のツルハシで採掘できる
- 電気のように動力を生み出す
- 光っている時はON、消えているときはOFF
レッドストーン鉱石を採掘すると「レッドストーンの粉」というアイテムが手に入ります。
「レッドストーンの粉」を使って動力を伝える仕組みを、「レッドストーン回路」と呼びます。
レッドストーン回路の構成要素
レッドストーン回路を作るには、以下の3つの要素が必要になります。
- 入力装置
- 伝達装置
- 出力装置
「レッドストーンの粉」は、入力装置と出力装置をつなげる「伝達装置」に該当します。
現実世界の電化製品で言えば、「電線」や「電源ケーブル」のようなものだと考えてください。
「入力装置」は、ON/OFFの信号を発生させる役割を担います。
現実世界の「スイッチ」や「ボタン」のようなものだと考えてください。
入力装置には、常に「ON」の信号を発し続けるものと、1度だけ信号を出すもの、一定の条件を満たしたときに信号を出すものがあります。
入力装置には、以下のようなものがあります。
- レバー
- レッドストーントーチ
- オブザーバー
- 日照センサー
- 各種ボタン
- 各種感圧板
- トリップワイヤーフック
「出力装置」は、伝達装置を伝って受け取った信号に反応して動作する装置です。
光を放ったり、アイテムやブロックを動かしたりといったさまざまな動作があります。
代表的な出力装置として、以下のようなものが挙げられます。
- ピストン
- 発射装置
- ドロッパー
- 各種ドア
- 各種フェンスゲート
以上の3つの要素をつなげて組み合わせ、1つの装置として組み立てることで、さまざまな動きを実現することができるのです。
レッドストーン回路でできること
レッドストーン回路を使うことで、さまざまな動きを自動化することができます。
ドアが自動的に開く仕組みや、農作物を自動的に育てて回収する仕組みなど、マイクラでの建築や生活をより便利にする仕組みを作れます。
レッドストーン回路を組み合わせてコンピュータを作ったり、実際にマイクラ内でプレイできるゲームを作ったりといった事例もあり、自由なマイクラの世界でさらに自由な遊び方ができるようになっています!
マイクラのレッドストーン回路を使った装置の例
それでは、初心者やお子さんでも作れる、マイクラのレッドストーン回路を使った装置の例をご紹介します。
どれも単純な仕組みのものばかりなので、小さいお子さんでも簡単に作れるはずです!
自動で開閉するドア
「ドア」と「レッドストーンの粉末」「感圧板」を使って、簡単に自動ドアを作ることができます!
ドアの真横に感圧板を設置すれば、レッドストーン回路を使わずともドアを開閉させることができますが、レッドストーン回路を使えば遠くからでもドアを開閉させることができます。
作り方は簡単で、感圧板とドアとの間を以下の画像のようにレッドストーンでつなげるだけです!
感圧版に乗ると、レッドストーン回路が赤く光って信号が伝わり、ドアが自動的に開きます!
自動で矢を発射する装置
マイクラの世界には「弓」と「矢」があります。本来は自分で1回ずつ発射しなければなりませんが、レッドストーンを使えば、自動的に矢を発射する装置も作れます!
使うのは、「レバー」「レッドストーンの粉」「レッドストーンコンパレーター」「発射装置」です。
アイテムを画像のように配置して、「発射装置」の中に矢を沢山入れてください。
上から見ると、次の画像のようになります。
「レッドストーンコンパレーター」は一ヵ所が光っている状態にしておいてください。
あとはレバーをONにすれば、矢が自動的に連射されます!
TNTを爆発させるトラップ装置
感圧板を踏むとTNTが爆発するトラップ装置も作れます。
作り方は簡単で、TNTと感圧板をレッドストーンの粉でつなげるだけです。
あとは感圧板を踏むと…
TNTに信号が伝わり、爆発します!
TNTを地面の下に埋めることもできるので、TNTを使った簡単なトラップづくりをお子さんと試してみてください。
マイクラのレッドストーン回路を使ったプログラミング学習
マイクラをプログラミング学習に活用する試みが進んでいます。コマンドを使った操作や複雑な動作のプログラムなど、マイクラを遊びながらプログラミング学習が可能です。
レッドストーンはプログラミング学習に最適なマイクラの要素の1つです。
レッドストーン回路を使って装置を作るには、筋道を立てて論理的に考え、試行錯誤しながら素材を配置していく必要があります。
こうした作業は、まさにプログラミングで行われる作業と似通っています。
プログラミングでシステムを開発するには、個々のプログラムをどのように実装すべきか、そしてエラーが起こった時にどのように対応すべきか、といったことを論理的に考えながら進めていかなければなりません。
レッドストーン回路の利用を通じて、プログラミングに必要な論理的思考力や創造性、問題解決能力を養うことができるのです。
マイクラでレッドストーン回路を製作しよう!
今回は、マイクラの「レッドストーン回路」について解説してきました。
レッドストーン回路は、「レッドストーンの粉」を使って入力装置と出力装置とをつなぎ、信号を伝えて動作を自動化する仕組みです。
レッドストーン回路を使えば、建築や冒険に役立つさまざまな装置を組み立てることができます。
一見難しく思えるかもしれませんが、初心者や小さいお子さんでも作れる装置は沢山あるため、この記事を参考にしてお子さんと装置を作ってみてください!
レッドストーン回路は、プログラミング学習にも役立ちます。
試行錯誤しながら論理的に物事を考える力が養われるため、プログラミングに限らずお子さんにとって大切な能力を遊びながら身につけられるでしょう。
記事を参考に、レッドストーン回路にチャレンジできるよう、お子さんをサポートしてあげてください!