こんにちは!Tech TeacherのKids Blog編集部です。
「プログラミング学習」に興味があるお子さんやその保護者の方で、こんなお悩みはありませんか?
「プログラマーになるには?」
「プログラマーになりたい小学生におすすめのプログラミング言語は?」
そんなお悩みをお持ちの方に向けて、本記事では「プログラマーになるためのステップ」「プログラマーになりたい小学生におすすめのプログラミング言語」についてご紹介します。
本記事を読むと、プログラマーになりたい小学生におすすめのプログラミング言語がわかるので、プログラマーへの第1歩が開始できますよ!
ぜひ、最後までお読みください。
プログラマーになるには?
プログラマーになるための4ステップを紹介します。
- プログラミングの学習を始める
- 実際にプログラムを書く
- ポートフォリオを作る
- 就職活動をする
①プログラミングの学習を始める
プログラマーになるためには、情報系の学校でプログラミングやコンピュータサイエンスを学びましょう。
独学で学ぶ場合は「Progate」や「ドットインストール」などの学習サイトを利用した学習がおすすめです。
学ぶ言語(分野別)は以下の通り。
分野 | 言語 | 特徴 |
Web開発 | HTML, CSS, JavaScript, Python, PHP | WebサイトやWebアプリの開発に使用される。 |
アプリ開発 | Swift(iOS), Kotlin(Android) | スマホアプリの開発に使われる。 |
ゲーム開発 | Unity(C#), Unreal Engine(C++) | 2D・3Dゲームを開発。 |
AI・データ分析 | Python | AI、機械学習、データ分析に使われる。 |
②実際にプログラムを書く
プログラミングの基礎を学んだら、実際にコードを書いて動かしてみましょう。
知識をインプットするだけではなく、自分で試してアウトプットすることで理解が深まり、実践的なスキルが身につきます。
たとえば、Web開発なら簡単なプロフィールサイト、アプリ開発なら電卓アプリ、ゲーム開発ならシンプルな2Dゲームを作るのがおすすめです。
③ポートフォリオを作る
プログラマーとして仕事するには、自分のスキルを証明する「ポートフォリオ」が重要です。
ポートフォリオによって、自分がどんな技術を使いこなせるのかをアピールできますよ。
Webサイトの「Netlify」「Vercel」「GitHub Pages」などを利用してアピールすると、仕事が獲得できます。
④就職活動をする
プログラマーとして実際に仕事するには、「就職して企業で働く方法」「フリーランスとして企業から仕事を受ける方法」があります。
企業で働きたい場合は、習得スキルを活用して就職活動しましょう。
フリーランスの場合は、エンジニア向けの求人サイトや クラウドソーシングで仕事を獲得できます。
プログラマーの仕事内容
プログラマーのお仕事は、機械用の言葉であるプログラミング言語を用いて、さまざまなシステムを作ることです。
作るシステムによって、プログラマーの種類は分けられます。
たとえば、アプリを作るプログラマーはアプリケーションプログラマー、Webサイトのシステムを開発するプログラマーはwebプログラマーと呼ばれています。
プログラミングとはコンピュータに指示を出すことです。
コンピュータにしてほしい仕事を画面上で順番に書きます。
この作業を「プログラムの作成」と言います。
プログラムを作成するときに必要になるのがプログラミング言語です。
コンピュータはそのままの人間の言葉を理解できないので、機械用の言葉であるプログラミング言語が必要になります。
プログラミングでできることは、以下の5つです。
プログラミングでできること | 内容 |
①アプリが作れる | 「LINE」や「Twitter」などのアプリ |
②ゲームが作れる | 「モンスターストライク」や「Switch」などのゲーム |
③Webサイトが作れる | 「Google」「Yahoo」で検索して出てくるブログ |
④AI開発できる | 「Siri」「Chat gtp」など |
⑤機械を動かせる | 「テレビ」「洗濯機」などの家電製品や自動車 |
プログラマーとシステムエンジニアの違い
システムエンジニアは、システム全体の設計を考えるお仕事です。
一方プログラマーは、システムエンジニアが考えた設計書をもとに実際にプログラミングをするお仕事です。
また、システムエンジニアはSE、プログラマーはPGと呼ばれています
2つの職業の違いは、建築士さんと大工さんにたとえると分かりやすいです。
- システムエンジニアは、建物の設計を考える建築士さんのようなお仕事
- プログラマーは、設計図をもとに建物を作る大工さんのようなお仕事
プログラマーの将来性
プログラマーは今後さらに活躍できる職業です。
理由は、ITが急激に発展する現代の社会では、プログラマーの需要が拡大しているからです。
ITは「Information Technology」の略で「情報の技術」を意味しますが、具体的にはコンピュータとネットワーク技術を指すことが多いです。
コンピュータを動かして活用するにはプログラミングが必須なので、プログラミングはITの発展に欠かせません。
以下のグラフは経済産業省が発表した「IT人材の不足を予測するグラフ」です。

引用元:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」
IT人材の不足が拡大すると予測されており、2030年には40~80万人規模でIT人材が不足するとの予測です。
これは、IT業界で深刻な人材不足を意味するとともに、プログラマーを始めとするIT人材の需要の高まりを表しています。
このことから、プログラマーの将来性は高いと言えます。
プログラマーになるため小学生からできること3つ
プログラマーになるため小学生からできることを3つ紹介します。
- 算数や英語の勉強を大切にする
- 論理的な思考力を身につける
- 実際にプログラミングを体験する
①算数や英語の勉強を大切にする
プログラマーには算数や英語の知識が必須です。
なぜなら、プログラミング言語でコードを書くときに数式と英語が使われるからです。
小学生から算数や英語の勉強を大切にすると、苦手意識を持たずにプログラミングができます。
②論理的な思考力を身につける
小学生の時期に論理的な思考力を身につけましょう。
論理的な思考力を身につけると、自分の考えをしっかり整理して伝えたり、問題をスムーズに解決したりできます。
たとえば、算数の文章問題を解くときに「何がわかっているのか」「何を求めるのか」を整理しながら、式を立てて答えを導きます。
このように、順番に考えながら問題を解くことで間違いを減らし、正しい答えにたどり着けます。
③実際にプログラミングを体験する
プログラミングを体験すると、プログラマーがしているお仕事のイメージが湧きやすくなります。
プログラマーに興味があるお子さんには、プログラミングの体験がおすすめします。
はじめやすいのはビジュアルプログラミング言語です。
小学生におすすめのビジュアルプログラミング言語については、以下の記事をご覧ください。

プログラマーになりたい小学生におすすめの言語
プログラマーになりたい小学生におすすめの言語を紹介します。
- Scratch(スクラッチ)
- HTML・CSS
①Scratch(スクラッチ)

引用元:Scratch公式
Scratch(スクラッチ)では、ブロックを組み立てるだけで簡単にプログラミングできるので、小学生やプログラミング初心者に人気です。
パズルゲームや敵を打ち倒すシューティングゲームなど、さまざまなゲームを作れます。
Scratch(スクラッチ)について詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。

②HTML・CSS

引用元:progate
HTML・CSSはマークアップ言語といって、厳密にはプログラミング言語ではありませんが、プログラミングの入門として人気です。
HTMLでは、Webサイトの土台を作れます。
たとえば、Webサイトを構成する見出しや表、リンクはHTMLによって機能しています。
CSSでは、HTMLで作ったWebサイトの土台に装飾します。
たとえば、見出しの色や文字の大きさを変更できます。
HTML・CSSを学びたい方はプロゲートがおすすめです。
プログラマーになりたい小学生はプログラミングをはじめよう!
今回は、プログラマーになる方法とおすすめのプログラミング言語について解説しました。
まとめると、以下のようになります。
- プログラマーになるための4ステップ
①プログラミングの学習を始める
②実際にプログラムを書く
③ポートフォリオを作る
④就職活動をする - プログラマーになりたい小学生におすすめの言語は
「Scratch(スクラッチ)」
「HTML・CSS」
プログラマーになりたい小学生は簡単なプログラミング言語からはじめましょう!