こんにちは。Tech TeacherのKids Blog編集部です!
マイクラを楽しんでいるお子さん、保護者の方で、こんなお悩みはありませんか?
「MODを入れたけどクラフトのレシピが分からない」
「アイテムを手に入れた時にどのアイテムにクラフトできるのか知りたい」
そんな風にマイクラでMODを楽しんでいる方へ向けて、便利なレシピMODを3点ご紹介します。
超有名なJEIを筆頭に、導入方法から使い方、アドオンについても解説しております。
この記事を読んでレシピMODを使えば、気になるMODのデータを100%生かして遊べますよ。
「マイクラのMODって何?」と疑問に感じている方は、先に「マイクラのMODとは?」の記事をご覧ください。
マイクラのレシピ系MOD3選
マイクラのレシピ系MODは、主にクラフト機能をサポートするMODです。
「アイテムを作るためのレシピを確認できる」機能はもちろん、「アイテムを材料として使うと何ができるか」といった逆引き的機能が代表的です。
レシピ系MODを使うと、クラフトがサクサク快適に進みます。何種類ものブロックを集めて作る建築や、未知のレシピが盛りだくさんのMODで遊ぶには、バツグンに便利なツールです。
- Forge対応の定番 「JEI」
- JEIをFabric対応で移植したものから進展 「REI」
- レシピを自作! 「CraftTweaker」
本記事では、以上3つのレシピ系MODをご紹介します。
見た目はちょっと地味ですが、使い始めると手放せなくなりますよ。
早速導入してみましょう!
MODファイルはユーザーによってつくられたもので、公式のプログラムではないことを知っておきましょう。導入して不具合が起こっても、自己責任になりますのでご了承ください。
また、MODは拡張プログラムなので、PCのスペックが低いと動作が重くなることがあります。スペックの目安として、マイクラにおすすめのPCを紹介しています。
MODの導入におすすめのPCはこちらをご覧ください。
マイクラレシピMODの代表 JEI(Just Enough Items)
レシピMODと言えばJEIを指していることがほとんど、というくらい代名詞となっているMODです。
JEIを入れた状態のインベントリ画面は特徴的なので、マイクラ動画をご覧になる方にはおなじみでしょう。
MOD名 | Just Enough Items(通称JEI) |
作者名 | mezz |
ファイルサイズ | 目安:1MB ※バージョンによる |
前提MOD | ForgeまたはFabric |
対応しているゲームバージョン | 1.20~1.20.1 1.19.2~1.19.4 1.18~1.18.2 1.17.1 1.16.3~1.16.5 1.12~1.12.2 1.11、1.11.2 1.10、1.10.2 1.9、1.9.4 1.8、1.8.8、1.8.9 |
主な機能
- カーソルを載せたアイテムの、作り方レシピを表示する
- カーソルを載せたアイテムを、材料として使うレシピを表示する
- 選択したレシピ通りにアイテムを自動配置する
- アイテムリストからクリエイティブモードのようにアイテムを取り出せる(チートモード時)
前提MODの入手と導入方法
JEIの前提MODとしては、Forgeだけ入っていれば大丈夫です。
Fabric対応のMODと一緒に使いたい場合は、Fabric版をダウンロードすることもできます。
一緒に使いたいMODがあれば、Forge/Fabricも含め、ゲームバージョンをそろえておくと安心です。
バニラ環境(元のマイクラ)で使う場合は、お好みのゲームバージョンで選んでください。
マイクラのMODで「バージョン」というと、マイクラ本体のアップデートの数字である「ゲームバージョン」を指します。現時点の最新であれば、2023年7月更新の「1.20.1」です。
MODはマイクラのバージョンに合わせてデータを作成するので、このゲームバージョンの情報が重要です。
実際には、ゲームバージョンとは別に、MODそれぞれのアップデートの数字(=MODのバージョン)もあります。
MODをダウンロードするときに、一つのゲームバージョンに対して、複数のファイルがある場合もあります。基本的には、MODのバージョンがより新しいものをダウンロードすれば大丈夫です。
今回は、過去の記事でもご紹介した、バリエーション豊富な家具MOD「Decocraft」を一緒に入れてみます。
手順としては、「CurseForgeアプリでDecocraftプロファイルを作成」→「Decocraftの前提MODをプロファイルに追加」→「JEIをプロファイルに追加」の順で行います。CurseForgeアプリについては、こちらの記事をご覧ください。
- CurseforgeのWebサイトにある、「Decocraft」のページにアクセスする。
- 右上の「Install」ボタンを押す。警告メッセージが出るが、問題ないため「CurseForgeを開く」を押す。
- 「Curseforge」アプリが起動するので、起動したら「新しいプロファイル」を押す。
- プロファイル作成画面になるので、プロファイル名(自由設定)を付けて、「作成」を押す。
- 「Decocraft」MODと必要な前提MODがダウンロードされる。
※「CurseForge」アプリはまだ使いますので、開いたままにしておきます。 - 「Decocraft」の場合は、前提MOD「PTRLib」が必要なため、「PTRLib」のページにアクセスする。
- 「PTRLib」のページにある「Install」ボタンを押して、Decocraftの時と同様に「CurseForge」アプリに移動する。
今回は「プロファイルを選択」を押す。
- 先ほど作成したプロファイル(画像の場合は「Decocraft」)を選択して「インストール」ボタンを押す。
これでDecocraft自体の起動準備は完了となる。 - CurseforgeのWebサイトにある、「JEI(Just Enough Items)」のページにアクセスする。
※以下、JEIの準備
- ページ内の「File」タブを押して、ダウンロードできるファイルの一覧を確認する、ゲームバージョンのしぼり込みを「1.12.2」に設定して、一番上のファイルを選択する。
ゲームバージョン1.12.2用のJEIファイルが表示されるので、確認して「Install」ボタンを押す。
- 「Curseforge」アプリに移動する。
プロファイルの作成について確認されるので、「プロファイルに追加」を押す。
- 「PTRLib」の時と同様に「Decocraft」の時に作成したプロファイルを選択し、「インストール」ボタンを押すと追加でダウンロードされる。
プロファイルのページに必要なMODが3つそろったので、導入は以上で完了です。
他のMODと組み合わせたい場合も、先に組み合わせたいMODでプロファイルを作成してからJEIを入れると良いでしょう。JEIは対応できるバージョンが広いため、バージョンを合わせる余裕があります。
使い方
JEIはクラフト機能のMODなので、マイクラをプレイするやり方が変わるわけではありません。大きく変わるのは、インベントリの画面です。
クリエイティブモードでの画面です。右側にJEIによるアイテムリストが表示されています。アイテム数の多いMOD「Decocraft」も入れているので、通常よりもページが増えています。
アイテム「棒」を左クリックしました。レシピが表示されます。「R」キーでも同様に表示できます。
レシピ右の「+」ボタンを押すと、素材アイテムを持っていれば自動で配置まで済ませてくれます。
今度は同じアイテム「棒」を右クリックしてみます。「棒」を材料とするレシピ35ページ分のうち、1ページが表示されました。この機能があれば、アイテムの使い道をいちいち覚えていなくても大丈夫ですね。
他にも、左下のブックマークボタンで、指定したレシピ情報をすぐ呼び出せるなど、細やかな機能が多いのもありがたいところです。
対応アドオン情報
JEIは人気も高く、更に歴史のあるMODです。対応するMODもチョイ技のような機能からかゆいところに手が届くようなものまで揃っています。
Block Drops (JEI Addon)
JEIで表示される項目に「BlockDrop」を追加する。
BlockDropでは、幸運エンチャントのツールで獲得したときのドロップ率、最少個数、最大個数が表示される。
FindMe
アイテムにカーソルを載せてRキーを押すと、持ち物のある場所をパーティクルで強調して教えてくれる。
JEI Integration
ツールチップ(カーソルを載せた際の表示)の情報を追加する。精錬時の燃焼時間や、ツールの耐久力、鉱石辞書などが表示されるようになる。
Just Enough Resources (JER)
JEIで表示される項目に、モブからのドロップ情報、チェストからの獲得率、鉱石の分布高度を表示する項目を追加する
TheBOMPlugin
必要な素材アイテムを計算するタブを追加する。作りたいアイテムの数も指定可能。使わない素材アイテムをブラックリストに入れる機能もある
Fabric環境のレシピMODはREI(Roughly Enough Items)
REIは、JEIを元にして、Fabric用に作られたレシピ系MODです。そのため、画面はよく似ていますが作者は異なります。当初はFabricのみでしたが、現在はForgeにも対応しています。
MOD名 | Roughly Enough Items(通称REI) |
作者名 | shedaniel |
ファイルサイズ | 目安:2MB ※バージョンによる |
前提MOD | ・Fabric ・Fabric API ・Cloth ・Cloth API ・architectury API または ・Forge |
対応しているゲームバージョン | 1.20-snapshot~1.20.1 1.19-snapshot~1.19.4 1.18-snapshot~1.18.2 1.17-snapshot~1.171 1.16-snapshot~1.16.5 1.15-snapshot~1.15.2 1.14-snapshot~1.14.4 |
主な機能
- カーソルを載せたアイテムの、作り方レシピを表示する
- カーソルを載せたアイテムを、材料として使うレシピを表示する
- 選択したレシピ通りにアイテムを自動配置する
- アイテムリストからクリエイティブモードのようにアイテムを取り出せる(チートモード時)
前提MODの入手と導入方法
今回のMODローダーはForgeではなくFabricを使用します。前提MODが少し多いですが、ダウンロード→modsフォルダに移動する流れは同じです。一つずつ進めていきましょう。
他のMODと組み合わせた場合を確認するために、以前ご紹介した工業MOD「Applied Energistics 2」を一緒に導入します。
使える中で一番新しいゲームバージョンの1.18.2に揃えて、ファイルを準備していきますよ。Forge用のファイルと間違えないように注意してくださいね。
- MODローダー「Fabric」インストーラをダウンロード・設定する
Fabricのサイトからダウンロードします。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックなどで起動すると、小さな画面が出てきます。
Minecraftバージョンを「1.18.2」に変更して、「~Roaming\.minecraft」フォルダへインストールしましょう。
画面のように、ボタンの上に「完了」の文字が表示されていれば大丈夫です。
- Fabricとほぼセットである「Fabric API(1.18.2用)」をダウンロードする
- 「REI(1.18.2用)」をダウンロードする
- 前提MOD「Cloth Config API(1.18.2用)」をダウンロードする
- 前提MOD「architectury API(1.18.2用)」をダウンロードする
- 工業MOD「Applied Energistics 2(1.18.2用)」をダウンロードする
- 起動構成を設定して、modフォルダにファイルを入れる
使い方
インベントリを開くと、右側にアイテム一覧が表示されます。左クリックで作成のためのレシピ、右クリックで素材として使うレシピが表示できます。代表的な機能や使い方はJEIとほぼ同じです。
先ほどと同じアイテム「棒」のレシピです。リストから左クリックして開きました。こちらはゲームバージョンが1.18.2なので、竹を使ったレシピも登場しています。
燃焼時間や、タグが見られるページは、JEIにはない機能ですね。
MODによる追加アイテムや追加レシピも同じように表示できます。「情報が無くて作り方が分からない」なんてお悩みもなくなりますね。
対応アドオン情報
REIにも、多くはないですがアドオンがあります。機能をチョイ足ししたい時にどうぞ
REI Addons
REIの作者shedaniel氏によるアドオン。コンポストの一覧などが足される。
これもレシピMOD!? 自作レシピが追加できるCraftTweaker
最後の一つ、「CraftTweaker」は自分が作ったレシピデータを使えるという、ちょっと変わり種のレシピ系MODです。
元は「MineTweaker」というMODを参考にして作られています。「MineTweaker」は更新がゲームバージョン1.12.2時点で止まっているため、他のMODと組み合わせて使うならこちらの「CraftTweaker」になるでしょう。
MOD名 | CraftTweaker |
作者名 | Jaredlll08 |
ファイルサイズ | 目安:3MB ※バージョンによる |
前提MOD | ForgeまたはFabric |
対応しているゲームバージョン | 1.20~1.20.1 1.19~1.19.4 1.18.1~1.18.2 1.17.1 1.16.1~1.16.5 1.15.1~1.15.2 1.14.4 1.12~1.12.2 1.11、1.11.2 1.10.2 1.9、1.9.4 1.8.8、1.8.9 1.7.10 1.3.2 |
主な機能
- ユーザーが作成したレシピファイルを読み込むことができる
- 手に持ったアイテムのデータを表示するなどの追加コマンド
前提MODと導入方法
CraftTweakerはforgeのみで動作します。MODローダー以外の前提MODは必要としません。2023年8月末時点で最新の1.20.1まで対応していますが、他のMODと組み合わせて使いたい場合は、ゲームバージョンに気を付けてください。
今回は、CurseForgeアプリを使用して、ゲームバージョン1.20.1用に構成を作っていきます。
- CurseforgeのWebサイトにある、「CraftTweaker」のページにアクセスする。
- 右上の「Install」ボタンを押す。警告メッセージが出るが、問題ないため「CurseForgeを開く」を押す。
- 「Curseforge」アプリが起動するので、起動したら「新しいプロファイル」を押す。
- プロファイル作成画面になるので、プロファイル名(自由設定)を付けて、「作成」を押す。
- MODがインストールされるので、完了まで待つ。完了したら、「プレイ」を押せばいつでも遊べる。
「CraftTweaker」使い方
CraftTweakerは自分で作成したレシピファイルを読み込ませて、マイクラでクラフトすることができます。通常の2×2マスのクラフト、作業台の3×3、かまどのレシピも作成可能です。
レシピファイルの作成に、特別なソフトは要りません。Windows標準の「メモ帳」、「ワードパッド」の他、「Word」でも大丈夫です。重要なのは、ファイル名の最後を「.zs」にすることです。
こちらが、実際に作成してみたレシピファイルです。<item:minecraft:dirt>は、どこにでもある土ブロックのことです。このレシピは、土を作業台の3×3マスに全部埋めると、土が1個できる、というレシピになります。
掘りすぎて要らなくなった土も、簡単にインベントリ内の量を減らせますね。
レシピの書き方など、「CraftTweaker」公式のドキュメント(情報をまとめた文書)はこちら
https://docs.blamejared.com/
ゲームバージョンやCraftTweakerのバージョンによって、書き方が変わることもあります。インターネットの資料は古い書き方で作られていることも多いので、気を付けてください。
今回は他に、「棒と染料で骨を作る」レシピを作ってみました。サバイバル+ピースフルのモードだと、欲しくても意外と手に入りにくいアイテムです。
craftingTable.addShaped(“peaceful_supporter2”,<item:minecraft:bone>,
[[<item:minecraft:air>, <item:minecraft:light_gray_dye>],
[<item:minecraft:stick>, <item:minecraft:air>]]);
ルールに従って、英文字を使って書く必要があるので、簡単とはいえません。その代わり、マスターすれば、どんなレシピでも作ることができます。レシピを配布している人もいますね。
レシピ作成以外にも、既存のレシピの消去もできます。また、レシピファイルを再度読み込むための「ct reload」、手持ちのアイテムデータを表示する「ct hand」といった便利なコマンドも使えるようになります。
「CraftTweaker」は機能こそシンプルなものの、使い手の工夫次第で色々な楽しみ方ができます。作ったレシピファイルを友達と交換したりするのも楽しいですよ。