こんにちは。Tech TeacherのKids Blog編集部です!
「小学校のパソコンの授業って何をやるの?」
「小学校のパソコンの授業のセキュリティ対策が心配……」
みなさんは、こんなお悩みはありませんか?
本記事では、こんなお悩みをお持ちの保護者の方に向けて、小学校のパソコンの授業の内容やセキュリティ対策について解説します。
この記事を読めば、小学校のパソコンの授業について詳しくなるため、お子さんのパソコンの授業のサポートができるでしょう。
お子さんが授業に向けてやった方がいいこともまとめているので、ぜひ参考にしてください。
小学校のパソコンの授業とは?
小学校のパソコンの授業は何年生から?
小学校のパソコンの授業は、何年生から始まるのか明確に決まっていません。
ただ、たいていの学校では小学校3年生からパソコンの授業が始まります。
3年生になるとローマ字の学習が始まり、キーボードの文字入力が理解できるようになるからです。
小学校5,6年生になると、多くの学校でプログラミング言語を使った授業が始まるため、パソコンを使った授業が増えるでしょう。
小学校のパソコンの授業は、どの先生が教えるの?
小学校のパソコンの授業は、担任の先生が教えることが多いです。
時々、外部の専門講師を招いた授業が行われることもあります。
小学校のパソコンの授業の内容
文字入力の授業
引用元:e-typing
多くの小学校では3年生から、パソコンのキーボードを使った文字入力の授業があります。
e-typingのようなタイピング練習サイトを使って、文字を打つ練習をします。
小学生のうちは、文字を速く打つタイピングの能力は求められず、キーボード入力に慣れることを目的とした授業が多いです。
文部科学省は、小学校でのパソコンの学習について、以下の目標を定めています。
小学校中学年:キーボードなどによる文字の正しい入力方法
小学校高学年:キーボードなどによる文字の正確な入力
つまり、小学校高学年で”文字を正確に入力できること”を目標としています。
プログラミング言語を使った授業
小学校では、プログラミング言語を使った授業も行われます。
プログラミング言語とは、パソコンにルールを伝えるための言語のことです。
プログラミング言語を使った授業は、主に小学校5,6年生の理科や算数で行われます。
今回は、プログラミング言語を使った授業の例として、正多角形の作図方法のきまりを考える授業をご紹介します。
小学校5年生 算数
「正多角形の作図」
引用元:Scratch公式サイト
この授業では、プログラミング言語のScratch(スクラッチ)を使って、正多角形の作図をします。
生徒たちが、正多角形の作図を何度もやり直せるのが、プログラミング言語を使った授業のいいところです。
プログラムの不備を修正するなど、試行錯誤する中で課題解決への意欲を高めることができます。
この他にも、様々な科目でパソコンを使った授業が行われています。
Scratchについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
小学校のモバイル端末のセキュリティ対策
こんな疑問をお持ちの保護者の方のために、小学校のモバイル端末のセキュリティ対策についてご紹介します。
文部科学省の「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」から、一部内容を抜粋しています。
特に、児童生徒端末は学校内のみならず学校外での利用も想定されることから、モバイル端末管理を採用し適切に管理されることは重要です。
※モバイル端末管理:児童生徒用のタブレットやスマホの一括操作・セキュリティ対策としても取り入れられる端末管理システム
引用元:教育情報セキュリティポリシーに関するガイドラインハンドブック(令和4年3月) (mext.go.jp)
つまり、小学校からお子さんに配布される端末には、あらかじめセキュリティ設定が行われており、危険サイトにアクセスできないようになっています。
同様に小学校に常設されているパソコンにも、危険サイトや年齢制限のあるコンテンツにはアクセスできないような設定がされています。
また、小学校のパソコンの授業で調べ物をする際には、「Yahoo!きっず」で検索するようにされているので安心です。
【難易度別】小学校のパソコンの授業のために、家庭でしておくといいこと
小学校のパソコンの授業のために、家庭でやらなければならないことは特にありません。
しかし、家庭でサポートをしてあげることで、お子さんのパソコンを使った学習が順調に進むと思われます。
お子さんのために何かしたい方は、ぜひ以下のことを実践してみてください!
パソコンの基本操作を教える
まずは、パソコンの基本的な操作方法を教えてあげましょう。
パソコンの立ち上げ方やログインの仕方、マウスの使い方が分かっていれば、学校の授業にもしっかりついていけるでしょう。
また、パソコンは精密機械で、乱暴に扱うとすぐに壊れてしまうと伝えることも大切です。
子どものためのパソコンを用意したいと思った方は、こちらの記事を参考にしてください。
https://tech-teacher.jp/kids-blog/pc/
一緒にタイピングの練習をする
先ほどお伝えしたように、多くの学校では小学校の3年生から、パソコンのキーボードを使った文字入力の授業があります。
その授業に備えて、お子さんと一緒にタイピング練習をしてあげることをおすすめします。
タイピングは、中学校や高校のプログラミング学習の際にも役に立つスキルです。そのため、早いうちからタイピングを練習するといいでしょう。
おすすめのタイピング練習サイトが知りたい方は、こちらもご覧ください。
プログラミングをやらせてみる
無料のプログラミングツールを活用する
引用元:Scratch公式サイト
プログラミングの授業のために、お子さんにプログラミングをやらせてみるのもいいでしょう。
その際には、無料のプログラミングツールを活用しましょう。
先ほど、Scratchを用いた算数の作図の授業をご紹介しました。このように、小学校のプログラミング言語を使った授業では、Scratchが使われることが多いので、お子さんにScratchをやらせてみることをおすすめします。
Scratchを使ってある程度プログラミングができるお子さんは、テキスト言語に挑戦してみるのもおすすめです。
代表的なテキスト言語としては、Python(パイソン)やJavaScript(ジャバスクリプト)が挙げられます。
最後に
今回は、小学校のパソコンの授業についてご説明しました。
小学校のパソコンの授業では、キーボードで文字を打つ練習やプログラミング言語を使った学習が行われます。
お子さんがパソコンの授業について行けるか不安な方は、今回ご紹介したことをぜひご家庭でやってみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。