こんにちは!Tech TeacherのKids Blog編集部です。
プログラミング学習が小学校から義務化され、「子どもにプログラミングを学ばせたいけど、何をさせれば良いか分からない。」と不安な保護者の方。
プログラミングという言葉は聞いたことはあっても、少し敷居が高いですよね。
そこで、その中でも簡単で新時代にオススメなビジュアルプログラミングとその勉強法についてお伝えしていきます。
ビジュアルプログラミングとは
ビジュアルプログラミング
一般的にイメージされるテキスト(コード)で行うプログラミングと異なり、視覚的にイラストやアイコンなどを用いてプログラミングをします。
最大のメリットとして、子供や初心者でも感覚的に分かりやすく簡単にできます。
今までプログラミングは一部のITエンジニアのみの仕事でした。しかし遠くない未来、あらゆる職業の人々がプログラミングをするようになると言われています。そこで一般の人々が使うことになると言われているのがビジュアルプログラミングです。
実際、テキストでのプログラミングに比べて万能性は劣ります。しかし「ネットサーフィンならPCじゃなくてもスマホで十分だね。」と同じで専門的なプログラミングでなければビジュアルプログラミングで十分なのです。
つまり、ビジュアルプログラミングは今後ますます需要と価値が高まっていくスキルです。
プログラミング教育の必修化
小学校は2020年度、中学校は2021年度からプログラミング教育が必修化されました。既に一部の私立中学の入試にはプログラミングが科目として採用されています。
プログラミングの必修化については、こちらの記事で詳しく解説しています。
大学入試の変化
また2024年度から大学入学共通テスト(かつてのセンター試験)に情報の科目が導入され、プログラミングの知識が問われるようになります。大学入試にはコードによるプログラミングが出題されると言われていますが、最初から補助輪なしでは自転車に乗れないように、ビジュアルプログラミングというステップが大切です。
プログラミング教育の目的
しかし、プログラミング教育の目的はプログラマーの養成ではありません。
プログラミングとはコンピューターに明瞭な指示を行うことです。つまり論理的思考力、問題解決能力が求められているのです。そのためのプログラミング教育であり、本質を早くから学ぶためのビジュアルプログラミングです。
小学生におすすめのビジュアルプログラミング言語
私たちが普段使う言葉に日本語や英語、フランス語など様々な言語があるように、プログラミングの世界にも様々な言語があります。そしてそれはビジュアルプログラミングでも同様です。
しかしこの言語の多様性こそがプログラミングを難しく複雑に見せている正体です。
何か一つを学べば良いんだなとなんとなく思ってもらえれば大丈夫です。新しい世界に踏み出すときには“なんとなく”の勇気もときには大切です。
しかし「折角ならばメジャーな言語を学びたい!」という思いもあるでしょうから、以下にオススメのビジュアルプログラミング言語を挙げるので、一つ選んでください。
Scratch
Scratchは最高峰の理系大学であるマサチューセッツ工科大学(MIT)が開発した世界で最もメジャーなビジュアルプログラミング言語です。「迷ったらScratch」と言っても過言ではないでしょう。
ScratchはWeb上で無料で使えます。
ブロックを組み合わせて積み木のようにプログラミングを行っていきます。
Scratchについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
Viscuit
Viscuitの最大の特徴は文字を一切使わないことです。Scratchよりも簡単に行うことができ、より小さなお子様向けと言えます。
ViscuitもWeb上で無料で使えます。
自分で描いた絵を用いてプログラミングしていきます。
Viscuitについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
ビジュアルプログラミングの学習方法
読者の皆様が本当に知りたいことは「何を学ぶか」ではなく「どうやって学ぶか」ではありませんか?ここからが本題です。
確かにプログラミングの学習方法はよく分かりませんよね。そこで3種類の勉強法と観点から、その特徴をお伝えしていきます。
「なんだかんだ何していいか分からなくて手が出ないんだよな…。」と今まで諦めていた方も今日から始めましょう、きっと日々が変わるはずです。
参考書等を使った自主学習
内容:☆☆☆
内容が正しくとも、書籍なので分かりづらい表現があることもあるでしょう。あるいは出版年が古いものだと、現在とは異なることが書かれているかもしれません。
費用:☆☆☆☆☆
自主学習の最も大きいメリットはとにかく費用がかからないことです。自分一人でコツコツ出来る人には適した学習法でしょう。
対応:☆
書籍が個別の対応は当然してくれません。
プログラミング教室
内容:☆☆☆☆☆
専門の講師が学校のように授業をしてくれます。実際に出来る人から教えてもらうことは上達の近道です。
価格:☆☆☆
教室によって異なりますが、子供向けの習い事の中では高めです。
対応:☆☆☆
勿論講師やスクールの特性にもよりますが、個別の対応が十分とは言い切れません。
プログラミング家庭教師
内容:☆☆☆☆☆
専門の講師がマンツーマン指導をしてくれます。個別指導でも内容自体はスクールと同等と言えます。
価格:☆☆
個別対応のため値段は高くなります。しかし、一人ひとりに合わせた内容になっているので、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
対応:☆☆☆☆☆
完全マンツーマンなので、個別に最適化された対応をしてくれます。
最後に
ここまでプログラミング教育の未来と、その未来を担うビジュアルプログラミングについて説明してきました。
ビジュアルプログラミングは子どもや初学者にとってプログラミングの世界に簡単に飛び込めるツールです。
最後までお読みいただきありがとうございました。