こんにちは。Tech TeacherのKids Blog編集部です!
大人気ゲーム『マインクラフト』に夢中な小学生のお子さんを持つ保護者の方で、こんなお悩みはありませんか?
「マインクラフトはプログラミングの学習に良いって聞いたけど、本当?」
「マインクラフトがどのようにプログラミングの学習につながるの?」
そんなお悩みを持つ保護者の方に向けて、マインクラフトでプログラミングを学ぶメリットや、マイクラを使ったプログラミングの学習ステップをご紹介します。
この記事を読めば、マインクラフトでプログラミングをするための第一歩を踏み出すことができます。
マインクラフトってどんなゲーム?

Minecraft(マインクラフト)は通称「マイクラ」と呼ばれていて、子供から大人まで幅広く人気があるゲームです。
サイコロの形をしたブロックでゲームの世界が作られていて、このブロックを使って建物や道具を作ったり、知らない場所に冒険に行ったりして楽しみます。
主に作ることを楽しむモードはクリエイティブモード、冒険することを楽しむモードはサバイバルモードと分かれていて、多様なスタイルでプレイできます。
また、マインクラフトを活用してプログラミングを楽しく学ぶこともできるので、小学生向けのプログラミング教材として最適です。
Java版と統合版とは
マインクラフトは、PCのみに対応している「Java版」と、スマホ・タブレットや、ゲーム機にも対応している「統合版」に分かれています。
- Java版⇒PC(Windows、Linux、MacOS)
- 統合版⇒PC(Windows 10)、スマホ・タブレット(iOS、Android)、ゲーム機(Xbox One、Nintendo Switch、PlayStation 4)、その他(Fire Devices、Oculus)
基本的なゲーム内容は同じですが、統合版の方が気軽に始められるという特徴があり、Java版の方が自由度が高くカスタマイズの幅が広いという特徴があります。
Java版と統合版の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

マインクラフトでプログラミングを学ぶ3つのメリット

2020年に始まった小学校でのプログラミング教育に合わせ、お子さんにプログラミングを学習させたいと考えるご家庭が増えてきました。
現在、世界中で子ども向けのプログラミング学習コンテンツがたくさん用意されていますが、特にマインクラフトでプログラミングを学ぶメリットをご紹介します。
飽きずにプログラミングを楽しめる
プログラミング学習では、興味を持って学ぶことができるかが重要になってきます。
学ぶ内容によっては、お子さんが興味を持つことができず、プログラミング学習が続かないということもあります。
マインクラフトは遊びの延長でプログラミングを学べるため、飽きずにプログラミングを楽しむことができます。
また、Youtubeではマインクラフトの動画がたくさんアップされているため、動画を見て「こんなものを作りたい」とワクワクするお子さんも多いはずです。
お友達と一緒に学び合える
マインクラフトは子供から大人気のゲームです。「お友達がマイクラをやっている」という小学生のお子さんも多いのではないでしょうか。
マインクラフトでは複数人でプレイすることができるため、お友達がゲームの世界でどのようなものを作っているのか、すぐ近くで見ることができます。
お友達と一緒に学び合ったり、お互いに刺激し合ったりすることで、より完成度の高いものが作れるようになるでしょう。
実用的なプログラミング言語を学べる
マインクラフトのJava版では、MODというツールに対応しています。
MODとは、マインクラフトの世界を改造して、より便利にプレイするために使うツールのことです。マインクラフトでプログラミングをするためには、MODを導入することが必要になります。
MODを導入すると、以下のような実用的なプログラミング言語を使用して、マインクラフトの世界を作れるようになります。
- Python(パイソン)
- Java(ジャバ)
- Lua(ルア)
- Ruby(ルビー)
Python
Pythonは、いま注目を集めている人気のプログラミング言語です。シンプルなコードながらも汎用性が高いので、多くのエンジニアが使用しています。
WebサイトやWebアプリケーションの制作はもちろん、ブロックチェーンやAI開発まで広く活用されています。
Java
JavaはGoogleが主に開発に用いているプログラミング言語のひとつでもあり、世界的に見ても人気の高い言語です。
基本的にどんな環境でも使える言語で、システム開発やWeb開発、アプリケーション開発など幅広い分野で利用されています。
Lua
Luaは処理速度が速いプログラミング言語で、主にゲーム業界で利用されています。
単独で使われるというよりも、他のシステムに組み込んで利用される場合が多く、よくC言語と組み合わせて使われています。
Ruby
Rubyは、日本人のソフトウェアエンジニアが開発したプログラミング言語です。
多くの企業で利用されていて、私たちが身近に使用しているWebサイトやアプリケーションにも多く用いられています。例えば、クックパッドや食べログにはRubyが使われています。
【小学生におすすめ】マインクラフトを使ったプログラミングの学習ステップ

マインクラフトでプログラミング学習をする際の、おすすめのステップをご紹介します。
- PCでマインクラフトの基本操作を覚える
- コマンドの操作をしてみる
- Make Codeでプログラミング体験
- MODを導入してScratchでプログラミング
- MODを導入してJavaやPythonでプログラミング
ゲームとしてのマインクラフトをプログラミング学習につなげるためには、PCでマインクラフトを始めるのがおすすめです。
対応機種が限られますが、Java版、統合版どちらも利用できるのはPCのみです。
そのため、まずは統合版でPCの操作などに慣れて、最終的にはJava版でプログラミングができるようになることを目指しましょう。
こちらのマインクラフトの公式サイトでは、「Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC」を購入できます。
Java版と統合版をどちらも入手できるので、WindowsのPCを持っている方は、ぜひダウンロードしてみてください。
ステップ1:PCでマインクラフトの基本操作を覚える
まずはPCでマインクラフトの基本操作を覚えましょう。キーボードやマウスを使った操作方法をご紹介します。

移動 | Wキー、Aキー、Sキー、Dキー |
---|---|
ジャンプ | スペースキー |
ダッシュ | 左Controlキー |
スニーク | 左Shiftキー |
インベントリの開閉 | Eキー |
アイテムを捨てる | Qキー |
メニューを開く | Escキー |
攻撃する/ブロックを壊す | 左クリック |
ブロック選択 | マウスホイール、1~9キー |
アイテム使用/ブロック設置 | 右クリック |
視点移動 | マウス本体 |
PCではJava版、統合版どちらも利用できますが、基本的には上記の操作方法で共通しています。
初めのうちは慣れないかもしれませんが、キーボードとマウスを使うと、ゲーム機のコントローラーより素早く動けるようになるので、ぜひ練習してみてください。
キーボードに抵抗感がなくなると、早いうちからタイピングの習得もしやすくなりますよ。
ステップ2:コマンドの操作をしてみる
マインクラフトにはコマンドという、プログラミングの簡易版のような機能がついています。
アルファベットや記号の短いコードを入力するだけで、ゲームの世界に変更を加えられるのです。
たとえば、コマンドを使用すると簡単に天気を変えたり時間を変えたりできるようになります。
コマンドは外部のソフトと提携する必要もなく、統合版でも利用できるので、統合版からコマンドを始めるとスムーズにプログラミングに入っていけます。
コマンドを使うには、チートを許可する設定を行う必要があります。以下では、PCを使用した統合版でチートをオンにする方法をご紹介します。
統合版でチートをオンにする方法
(ご紹介する例は、Minecraft バージョン1.19.21を使用しています。他のバージョンでは多少異なることがあります。)
マインクラフトを開き、次のボタンを順にクリックします。
- 「遊ぶ」
- 「新しく作る」
- 「世界を新しく作成」
ゲーム設定画面の「チート」のところで「チートの実行」をオンにします。統合版で「チートの実行」をオンにした場合、実績の獲得ができなくなってしまうので注意しましょう。
<チートの実行がオンになっている状態>

ステップ3:MakeCodeでプログラミング体験
ここまでは、マインクラフトにもともと含まれている機能だけを紹介してきました。
ステップ3からは、マインクラフトと他のソフトウェアを連携してプログラミング学習を進めていきます。
MakeCode for Minecraftは、マイクロソフト社が無料で公開している学習プラットフォームです。導入が比較的簡単で、難しい設定も不要です。
MakeCodeでは、命令が書かれたカラフルなブロックを組み合わせるだけで簡単にプログラミングができます。

引用元:https://minecraft.makecode.com/#
また、ブロックを組み合わせてプログラミングしたものが、テキストではどのようにコーディングされているのかを確認できます。
ステップ4:MODを導入してScratchでプログラミング
ステップ4からは、マインクラフトのJava版を使ってMODを導入します。MODを導入することで、本格的にマインクラフトでプログラミングができます。
まずは、Scratchというビジュアルプログラミング言語でMODに慣れていきましょう。
ScratchはMakeCodeのように、命令が書かれたブロックを組み合わせるだけでプログラミングができるので、小学生におすすめです。

引用元:https://manaviva.github.io/scratch-gui/
Scratchを使うと、簡単に同じ建物を作ることができたり、工夫すればミニゲームを作れたりします。
ステップ5:MODを導入してJavaやPythonでプログラミング
最後はJavaやPythonというコーディングを行うテキストプログラミングです。こちらもマインクラフトのJava版でMODを使います。

これらのプログラミング言語では、マインクラフトの世界で巨大なお城を一瞬で建てたり、自動で動く乗り物を作ったりもできます。
しかし、実際にエンジニアが使う本格的な言語なので、早くても小学校高学年くらいで扱えるようになるイメージです。
テキストでコーディングするため、タイピングやパソコン操作に慣れておくことをおすすめします。
マインクラフトでプログラミングを学ぶなら『Tech Teacher』

本ブログを運営しておりますTech Teacherは、プログラミングの家庭教師です。マインクラフトでのプログラミング学習におすすめです。
完全マンツーマン指導でオーダーメイドのカリキュラムを作成しますので、生徒様の興味や学習状況に沿って学習できます。
幅広いプログラミング言語に対応していますので、マインクラフトでプログラミングの基礎から発展まで学べます。
授業を受けた分だけ後払いという「従量課金制」を採用していますので、プログラミングの学習を気軽に始められます。
まとめ
今回は、小学生におすすめの、マインクラフトでプログラミングを学ぶ方法についてご紹介しました。
マインクラフトでプログラミングを学ぶメリットとは、飽きずにプログラミングを楽しめたり、お友達と一緒に学び合えたりすることです。
ぜひ簡単な学習ステップから始めて、最終的には本格的なプログラミング言語を習得していきましょう。
Tech Teacherは皆様のお問い合わせをお待ちしております。最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
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